昔、投げ釣りマンが船でシロギスを釣ることに抵抗を感じていた一人だが、最近はこの時期、投げでは得られないシロギスの味を求めて・・という理由をこじつけて船に乗っている。
観察すると、よく言われるように、桜の開花とともにシロギスは確実に岸辺でも釣れるようになってきたが、沖合いでの釣れる距離も段々と浅場に近づいており、間もなく投げの世界が始まることが見て取れる。
1月に出船したときは50〜60メートルの深場で釣れたが、3月に入ってからは徐々に浅場で釣れるようになり、最近では20メートルを切り、14〜6メートルまで来ている。そして、型も数も釣れている。
小生がお世話になっているのが、平塚の庄三郎丸。釣行する日は休日を避けたウィークディだが、最近、ライトタックルによる釣りは盛んだが、シロギスの乗り合いは何故か空いている。昨年もここに書いたが、そのときは1人での貸切状態。今年も最近2度ほど行ったが、4月17日は友人と2人、そしてつい最近の25日は3人と、何れもし仕立て船の状態だった。
船宿さんや船頭さんには、何故か気にも掛かるが、そこら辺は割り切ってやっている。
この期のキスは大きい。因みに50尾釣れれば、8割が20センチオーバー。メゴチも大きく、殆んどが23センチを超える。それに外道が嬉しい。ホウボウの良型が混じってくる。
帰ってからの楽しみは、勿論シロギスとメゴチの昆布ジメ、そして、天ぷらとフライ。丁寧に料理され変身した肴はまさに天下一品である。
たまには、ノンビリと船に揺られ、シロギスの魚信を楽しンで見たらどうだろう。是非、皆さんにもお勧めしたい。
因みに、庄三郎丸のキスの乗合船は午前7:00出航、料金はエサ付きで7500円である。
キスの沖釣り
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執筆者:高澤鱚介