鱚介オリジナル工房

クルックリン具「Ⅱ型ーA」:3/31完売!!

投稿日:2024年3月27日 更新日:

最近、自身でテンビンを作ったり、既成のオモリを単ガン化するなどを楽しむ方が多くなっています。お陰様で当工房の「クルックリン具」が口コミで広がっているようで、特に「オモリの改造とテンビン造りを共用」できる「Ⅱ型ーA」(針金1.0mm径)は完売(3/31)いたしました。・・・8月に工房を閉鎖しますので、これを新たに準備するか否かは今検討中です。・・。そこで、今、在庫が十分ある「Ⅰ-W型」を使っての「テンビンオモリの単ガン化」について、その改造方法を披露・提案させて頂きます。

クルックリン具とは、当工房の正にオリジナル商品で、針金の先端に小さな「まる目・アイ・輪・リング・」を作る治具です。この「まる目」を作る治具は他社からも幾つか販売されていますが、何れも使い勝手が悪く「簡単に正確な丸目が出来る」当工房のモノに人気があるようです。 復唱しますが、クルックリン具には、テンビン作り用とテンビンオモリの単ガン化用の2種類があり、さらに針金の「径に合わせたまる目」が出来るよう、各3種類を整えています。これらの商品は精密で、来上がってから針金の先端余部をカットすることもありません。

さて、「Ⅰ-W型」を使ってのテンビンオモリの改造方法は次のようであれば、これまで以上に「良い」単ガンが作れます。これまでお勧めした「Ⅱ型」を使って造るモノにはオモリと丸目の繋がり部分に隙間の無い、首無しと言いましょうか・・となっています。・・・提案の「ⅠーW型」では、この「首無し」から一歩思考を変え、首付きにすることで解決します。 首付きの単ガンは工房のウッドガンの新型や自身でも多く使っていますし、多くの釣友にも使ってもらっていますが、何らの支障はありません。また、半ブラ天びんオモリを作るには欠かせないモノともなっています。

左Ⅱ型、右ⅠーW型です

作り方は、簡単です。・・テンビンオモリの2本の針金を適当な長さでカットしカップワッシャーをはめ込み、その上に「Wスリーブ」を通してからカシメます。・・これで「首」は出来ました。Wスリーブの頭から出た2本の針金の内の1本をギリギリで切り、もう1本の針金を丸めるに必要な長さ(1.0mm~1.5mm)で切り落とします。…あとはクルックリン具の「ⅠーW型」を用いて丸めます。・・これが整ったらハンダ付けをすれば出来上がりです。・・また、出来上がった首の部分に異なった色の「熱収縮ゴム」を被せ号数表示をしたらどうでしょう。

ⅠーW型は5000円と高価ですが、これは上面、下面の2方に異なった線径が使えるようになっており、自分好みのテンビンを作ることができます。自製のテンビンで釣る釣りは、新たな釣りの楽しみを広げます。どうぞお試しになって大いにお楽しみください。お勧めは「ⅠーW型のB」(使用線:上面1.0mm径 下面1.2mm径)です。

Loading





-鱚介オリジナル工房

執筆者:

関連記事

ハリ抜き?ハリ外し?を造る

卓上ボール盤で! 相変わらずヒマである!! これまで使っていた自製のハリ抜きがもう底をついている。・・・で、新たに造らねばならないと思って居た「ハリ抜き」を10数本作って見た。材料は孟宗竹である。・・実は、数年前に木工所から入手した、肉厚で硬く、良く乾燥した30センチ長の竹材である。 これを15?ほどに切り、竹割りナイフで10ミリ幅に割り、穴をあけ、削って整えていく。 ・・・で、先ずは穴あけであるが、竹材とは言え、良く乾き、硬く締まったこれをキリやルーターでやるのでは正確に開けられないし作…

Loading

テンビン「L型異軸-剛力」のバージョンアップ

標準タイプと接ぎ穂アーム オモリの付け位置をオモリ軸からテンビン軸に少しずらせることにより、飛行中の安定、サビキの安定、掛かりの良さを追求したのが、いま評判の鱚介オリジナル工房の「L型異軸テンビン」です。 この度、当工房最強のテンビン「L型異軸−剛力」を改良、オモリ軸からアーム軸までをバネ用ステンレスSUS304Hの1.2ミリ径を通しで使い強化しました。同時にこれを「L型異軸−剛力」の【標準タイプ】としました。 さらに、アームは標準タイプの基部をそのまま生かし、異口径スリーブ(S1210番…

Loading

メタボ-アワビ16 準備中

全て25号 先に、アワビシートを貼った「ウッドガン・メタボ-アワビ16」を試作し、欲しい方にお譲りしする旨を発表した所、いち早く、10名の方から申し込みがあり、また、タックル・アドバイザーの皆さんにもお渡ししたため、この試作品は全て捌けてしまった。 その後、デザイン等を確定し、今、70個限定で本格的な生産に取り組んでいる。 実際にこの「アワビ-16」を使用する季節は、まだまだ先だが、仕上げに手間がかかるため今から作り置きしなければならないのである。  アワビのカラーは数種あるが、ウッドシン…

Loading

半ぶら ウッドガン・メタボの改良

新型半ぶら ウッドガン・メタボ今日、小田原の酒匂海岸で行われていたダイワの投げ竿試投会を覗いてきた。宮嶋屋釣具店に早くからポスターが掲げられ、天候も良かったことから、かなり多くのキャスターが盛んに投げていた。 そんな中、海岸左のテトラ付近で早朝から釣りをしていたと言う東誠治さん、高橋さんが、20?クラスの良型を5尾上げたそうな! ・・・水温は未だ14℃台だが、少しづつ温かい潮が入り始めたのかもしれない。・・・早く浅場にも近づいてほしいものである。  さて、今年は「半ぶらのテンビンオモリ」が…

Loading

素晴らしや鱚介アブミの茶6号

今、来季用のハリを結んでいる。勿論、鱚介アブミだが、この針が完成するまでのことを考えると、よくぞここまで来たものかと感慨深い。 鱚介アブミの前身は「関東アブミ」、「東京アブミ」と言い、子供のころからキ …

Loading

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ