相変わらず平塚海岸は好釣である。この1週間、テトラ前に休まず通ってみたが、日々10数尾は確実にゲットしている。未だにピンギスは居るが、出始めた頃のモノはすでに14〜5センチにもなっているし、近時に至ってはヒネが結構混じるようになってきた。こうした釣況は例年には見られない・・珍現象といえそうだ。
今日は土曜日、多くのベテラン達も顔を見せ、皆、ほどほどに楽しんでいた。エサは、ジャリメ、青イソメ、岩イソメと差別無く喰ってくる。・・これも珍現象である。
実は、喰いが立ったのは早朝と正午頃。潮時表を見ると良く分かるが、これは言うなれば投げ釣りのセオリー通りの現象なのである。早朝の喰いは下げ始め、正午の喰いは上げ始めと、正に「釣りの教科書」通りなのである。
いま、ここでは新しいと言うか、面白い釣り方と言うか・・・、発泡スチロールを使った自製の「浮きオモリ」が盛んに使われている。本来的には根回りや岩礁帯で用いるフロートテンビンオモリの発想から生まれたものである。
使われている多くは、KAISOテンビンオモリを改造したもので、がたいは大きく超遠投には向かないが、これが結構、面白いのである。アタリは明確であるばかりでなく、喰いが良く、喰わせた魚は海底を這わず海面近くに浮き出る。・・だから、根掛りなどは全く心配が無いのである。
何時か、ここで「造り方」などを詳しく書きたいが、1本は是非、そっとクーラーに忍ばせておきたいアイテムである。
一 言
・・釣れる、釣れると云うと直ぐに多くの釣り人が集まって来られるが、実はそう簡単に釣れるものでもない。
やはり今の季節ともなると、かなり癖のある場所というか、領域が狭いポイントでしか釣れない。また、ベテラン連は、今シーズン最後の釣りと定め、そこに慎重で繊細な釣りを展開する。大げさに言えば、多分、今年培った釣技の集大成を計ろうと、自らが持つ力を集中して挑んでいると言っても過言では無いような気がする。
折角訪れたのに釣れない時には、そうしたベテランの技や道具立てをよく見、また、知らないことは素直な気持ちで聞いてみると良い。
向上心のある方はこれからの季節、釣れずとも投げの練習をすると良い。・・来季に向けて、きっと自信が付く筈!!釣りは楽しくなければ!!!!
・・・・・・少し余計なことを書きました!!・・・
平塚海岸 まだまだ釣れてます
投稿日:
執筆者:高澤鱚介