一昨日のカワハギの会で余ったエサ、塩で〆たアサリを持って平塚漁港(新港)に行ってみた。
遥か沖合を過ぎ去る台風20号の影響を受けた北風はやや強かったが、港にはすでに数人の釣り人がサオを振っていた。クロダイが狙いだという方、シロギスをという方、様々な釣りスタイルがあった。
カワハギの会で一緒させていただいた車中で、村越正海さんから港のカワハギ釣りの面白さを伺った。船で使う仕掛けで良いが、オモリだけは8号程度と軽くし、岸壁のへちを釣るのだ。・・と云う。
早速、少し硬くなったアサリエサを付け、岸壁から50センチほどの先に仕掛けを下す。底にオモリを着けたまま、軽く仕掛けをゆすりながら釣ってみた。
なるほど!!・・居る、居る・・直ぐに10センチほどのワッペンサイズが、心地よいアタリとともに上がってきた。水深が2メートルほどだから、小さくとも可なりのアタリを楽しめる。
サオはキャスティズムの15号、290?の振出竿。このサオは、10号くらいのオモリで波間のキスを釣るために買い求めたものだが、正に、こうした釣りには持ってこいだ。
楽しく釣れるのだが、しかし、やっぱりカワハギはカワハギである。うかうかしてると、瞬く間に、全く竿先が震えることが無いまま・・エサが無くなっている。
カワハギより少し引きが強かったのは縦じまの入ったイシダイの子供。・・僅か10センチ足らずだが、これが実におもしろい。軽いオモリを引っ張り廻すのである。
そんな遊びの釣りで、先日の不釣が少しだけ和らいだ。手近で少し釣り方の研究もできた。また、一尾も殺すことなくリリースしたが、多分、数は合わせて20数尾は居たと思う。
童心に返ってのこんな釣りも、やってみると案外面白いものである。
平塚新港のワッペン・カワハギ!
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執筆者:高澤鱚介