凍てつく箱根路を越えて、久々に原海岸に行ってきた。今年になって初のシロギス釣りでもある。
初釣りといえば・・、4日の早朝、国府津海岸にタコを釣ってみようと思い立ち、イカのエギに似た「タコ・エギ」を持って出かけてみた。・・のだが、駅下付近でマアマアと思えるモノを乗せたのだが、運悪く、波口で大波に叩かれバラしてしまったのである。下手糞はしょうがないとして、新年早々バラすなんて、・・・・まあ、キスでなくて良かった・・。
原海岸でやっと釣れ始めたようだ。・・と言う情報が届いた。・・それも3色半だと言う。
・・・それならばと思いつつも、中々段取りが付かず、たまたま今日の所用がキャンセルされたため、思い切って1人で行ってみた。
遅く、午前8時頃に出かけたのだが、箱根路の日陰部分はかなり凍っており、ゆっくり、安全にハンドルを握っての運転となった。
9時30分ごろ36番の下に入る。先行者が東隣に居たが釣れないのだろう、間もなく帰っていった。入れ替わりに地元沼津の山中さんが「久しぶりですね!」と声を掛けてくれた。
最近確かに釣れているようだが、数はグッと減り、午前中の釣りで数尾、大きさも18〜20センチだと言う。もしダメなら、我入道に行くと良い。小さいが、20〜30尾は釣れる筈だとも言う。
ジャリメを付け、5色に投げ待ちを多くしてのサビきで誘ってみた。しかし、釣れてくるのはトラギスと海ハゼばかり。・・5〜6投で10尾も釣ったろう。・・だが、本命の顔は見えず・・。
山中さんの「我入道が・・」の言葉が耳から離れず、早々に竿をたたむ事にした。山中さんもダメで、一緒に行こうと言うことになった。
11時頃、我入道に着く。良く釣れたと言う海岸左の岩場近くで投げ始めた。・・キスは小さいと言うから、ハリも5号に落としエサも小さく付けた。
暫らくして、ピリッピリッとしたキスであるようでキスで無いようなアタリが入る。・・2色までサビき上げて見た。・・何と、5連であった。
・・こう聞くとチョット驚かれようが、何とも小粒なのである。小は10センチ、大が15センチと、まるで幼稚園児の通園風景にも似ていた・・。
でも、小さくとも姿、形が整った立派なシロギスであり、新年初釣りでの5連である。・・それも笑いの中であったから楽しい・・。
・・そんな始まりで、結局2時頃まで粘り、釣果は11尾。・・縁起良く「ツ抜け」が出来たのである。
ここ我入道では、日並みや時間によって、もう少し大きい18センチクラスが混じって釣れるという。地元の常連さんの話では、昨日は6尾ほど大きいのが入り数は20尾くらいだったと言う。
案内してくれた山中さんの話では、ここでは冬でも小さいながら数、連釣りの練習が出来る貴重な釣り場だと言う。
今日のように、原海岸で振られたら一度立ち寄るのも良いだろう。・・・もしかして、口野も良いかもしれないな〜。
実は25日から沖縄にホシギスを追うことになった。昨年は32センチの大物を仕留めたが、今回は33センチが目標である。行くメンバーは、昨年と同じ村越正海さんと宇都木朗さん。二人ともリベンジに燃えていよう。・・・が、小生にとっては、美味い沖縄ソバ、臭いくらいの泡盛がもう一つの楽しみである。
帰ってから、このページに再び大物の釣果が報告できればと思っているのだが、・・??
駿河湾 原 我入道へ
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執筆者:高澤鱚介