昨日、服部名人の釣り番組取材に一日同行させていただいた。
NHK3チャンネルに“趣味悠々”と言う番組がある。そこに、8月3日から13週にわたって、釣り名人:服部善郎氏がビギナー2名を指導する。実は、その内の「投げ釣り部門」にシロギス釣りと夜のイシモチの2番が組まれ、ロケーションを平塚海岸として取材が始まったのである。名人から協力要請を受けた鱚介さんは傍役だから、表に出てくることは無いが、一応、ベテラン釣師という立場を与えられたのだ。
“趣味悠々”では、先ず、テキストブックが出版され、それにそってTV番組が進むのだが、昨日のそれは、そのテキストブックの制作に必要な取材であった。
取材は早朝から始められ、午前中は道具仕立てや基本的な扱い方、また、実釣でのシロギス釣りや現物の確認等。夜釣りは、5時から8時までイシモチ釣りである。
それにしても、流石NHKの番組つくりである、取材陣は7名で1クルーである。ただ、釣りを知らない、釣り番組つくりに慣れていないスタッフ(・・失礼!!)であったのか、日本のTV釣り番組(11PM)の先駆者である服部名人は、何となく気苦労されていたように感じた。いや、何もかも経験済みである大御所の前で硬くなっていたのは、或いはスタッフたちだったかもしれない。しかし、全ての番組を終えたとき、一番多くの収穫を得るのはスタッフだろう。・・そんなふうにも感じてしまった。
実釣では、数名の釣友が協力してくれ、釣れるポイントの探索や雰囲気作りをしてくれた。また、海は、久し振りの晴天続きで波も穏やか、対象のシロギスも釣れ、一旦休憩後の夕刻からのイシモチも良く釣れた。
お蔭様で、テキストブック用の材料は、まずまず揃ったはずである。そして、釣り指導の本番もこの平塚海岸で行う予定だが、天候や釣況等を考えると、釣番組作りの難しさ、厳しさをついつい考えてしまうのである。
番組が何時発表されるのか、誰が生徒役(元プロスポーツ選手?)となるのかは今は言えない。言える事は一つ、釣りがビックに、しかも教育番組を通じて13週の長期に亘って取り上げられることは稀有なことで、釣り関係にある多くの者にとって大きな喜びとなるに違いない。
私自身、未だ完成されてはいないものの、この番組のほんの一部ではあっても、協力の傍役を担えたことは嬉しい。
また、今後お手伝いできる本番での状況や、生徒さんとの新たな出逢いなどを是非ここに書いてみたいと思う。
趣味悠々・釣り悠々
投稿日:
執筆者:高澤鱚介