写真家の久保秀一さんからお届け頂いたモンシロ蝶の写真です。弱い蝶がハネ先まで力強く大きく広げ、思いっきり飛ぶ姿、被災を受けた方々を元気付ける一枚ではないでしょうか。
被災地では、まだ安否不明者が2万人近く居ると報じられているし、原発事故も益々混迷を深めている。
先に、つもりになった募金のことを書き、街に出た際には僅かずつだが参加しているのだが・・・。
先日、宮城県東松島市に住む友人と連絡が取れ無事が知らされたことを書いたが、その後、彼は店が流され、自宅も被害を受け家族は何とか逃げられたという状況であったことを知った。
・・そこで、被災地への義援金より先に、今すぐの直接の見舞金をと考えたのである。しかし、届けるべき宛て先が分らなくなっていた。その後何とか連絡が取れ、確実に送れる場所を知らせてもらい僅かだが現金封筒で送っておいた。
実は、その礼状が来たのである。
「連絡が遅くなりました。昨日お見舞い金をいただきました。・・・何と言ったらよいのか。・・すみません。
こちらの投げ釣り仲間が集うときに、みなさんに紹介し使わさせていただきます。 本当にありがとうございました。このことは一生忘れません。」・・と言うもの。
小生は個人として生活の足しにと送ったのだが、・・彼は、釣り仲間達に使うと言う。彼は釣具店を経営していた。・・この返信を見て、彼が、釣り人を本当に大事にする経営であったことを改めて知った。頭が下がる思いである。
店の復活はままならないかも知れない。だが、きっと再建されることを信じて止まない。
もう一つ、今を元気付ける沖縄の釣友からのメールである。
「ブログの更新をするべきか悩みましたが、鱚介さん、村越さんのブログを拝見し更新することを決めました。今はものすごく大変かもしれませんが、一日も早く元気を取戻し釣りにも出かけて下さい。お二方の更新、楽しみにしています。
我が村、北中城村でも25日に議会が終わり、災害地からの被害者の受け入れ支援等について議会終了後話合いがあり、28日より体制を整えるとのことです。
私もできる限りのことはやりたいと思います。個人的にも、沖縄の投げ釣りをブログにてお届けしたいと思います。 病気で、半年入院した時、色々な釣り人のブログを見て元気を頂きました。
書きたいことはいろいろありますが、そろそろ明日の仕事の準備等がありますのでこの辺にして失礼します。」・・というもの。
このメールから、釣りや釣り情報がたとえ小さなものでも、元気への力となり得ることが分かる。さらに、被災地から遠くはなれた沖縄の小さな村でさえ、被災に対する直接の支援に動いている。自身、そこまでは知らなかった。・・些か、恥ずかしいことではあるが・・・。
わが国はすばらしい。国民の誰もがこの災難に立ち向かっているのだ。・・自分も、今、一人の日本国民であることを感じている。
(写真は、久保さんから承諾を得て使いました。壁紙に使っていただいて結構ですが、サイズから無理かもしれません。なお、他への無断転用はおやめ下さい。)
今、思うこと・・2
投稿日:
執筆者:高澤鱚介