我が鱚介オリジナル工房から、投げ釣りテンビンの最終バージョンと決めて生まれた「真打ち」は、今、投げ釣りの世界で広く愛され始めている。
「真打ち」には、硬め遠投用の「真打ち−黒」と柔らかめ近場用の「真打ち−赤」の2種類がある。
実はこれが標準として好まれるならば、恐らく、もっと硬めで超遠投・多点バリ用の、もう一段強化されたものが必要となるに違いないと考えていた。
そんな中、報知名人戦で4年連続名人位を得た鱚介オリジナル工房のアドバイザー「西向雅之さん」から、“13〜15本バリで遠投用の「真打ち」があったらよいのだが・・・”と云うアドバイスを受けたのである。
鱚介様
真打ちの使用感について感想をお伝えさせてもらいます。
真打ちを最初に手にとって見たときに まずシンプルさに驚きました!この天秤に詰め込まれた能力はどのようなものかを確かめたくすぐに砂浜に出かけました。
仕掛けをセットしいつもの様に投げてみると、天秤の抵抗が少ないのかいつもよりも飛距離が伸びた様に思いました。 そしてサビキ始めた瞬間、今まで感じとっていた海底の状況が明らかにシャープに手元に伝わって来ました。その状況に驚いていた矢先、大体100m先でアタリが出てるはずなのに、あたかも10m先でのアタリかと勘違いするような力強いアタリが、確りと手元に伝わって来ました。
アタリが強い・・イコール、バラシが多いのが今までのイメージですが、この「真打ち」は一匹 一匹、確実にハリを鱚の口の中にブッキングさせてくれ、アタリの数と釣れた鱚の数が限りなくイコールで結びつく様な感じがしました。
僕が感じ取れた「真打ち」の能力はまだまだ僅かなものかとは思いますが、しかし、更に鱚釣りが楽しくなりそうです。
なお、13〜15本の多点バリに耐えられるようなもう少し強めのものがあればと思いました。(石川鱚酔会 西向雅之)
早速、既に試作していた数種の「真打ち−X」を福井に送り試して頂いた。この間、他の方からも同じ質問を受け、また、力石一穂さんが「磯・投げ情報:11月号」で「確実に数を掛けたいなら通常のL型固定テンビンオモリの方が優れる」と云ったコメントを意識しながら、ほぼ、これで決まり!!と云った試作品を造り、そうした方々にも提供し試して頂いたのである。
まあ、そんな背景も手伝って、遂にバージョンアップした「真打ち」の完成である。 名称は「真打ち−藍」、「西向雅之氏推奨」とさせて戴いた。
ちなみに規格は、軸/アーム径は1.1ミリ。軸長65ミリ、アーム長145ミリである。「黒」と比較し、径は0.1ミリ太く、アームを10ミリ長くした。それに伴って金属ビーズも4号玉を採用した。
特に、この「「真打ち−藍」は、遠投派のベテランやトーナメンターを自負する方にお勧めしたいテンビンである。
発売は10月20日頃を予定しているが、一品一品手造りしているため、出来る数も限られています。
もし、直ぐにも欲しいと云う方がおられれば事前に予約を受け付けますので鱚介オリジナル工房ホームページからメール願います。、
お知らせ!
今晩から11日(木)まで、高知に釣行してきます。今回は四万十川河口、宿毛の大キスを狙い、最後は仁淀川河口あたりで投げてこようと思っています。結果はこのブログで紹介するつもり・・・。
そんなことで、鱚介オリジナル工房は暫し休業します。メールでのご注文に対する返事は11日以降となりますので、よろしくお願いいたします。
「真打ち−藍」誕生
投稿日:
執筆者:高澤鱚介