思い・雑感・・あるまま

フィッシング フェスティバル 無事終了

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

左から鱚介、岸本社長、吉野テスター、岸本営業本部長

 21日から23日まで、パシフィコ横浜で開かれたフィッシング・フェスティバルで、釣針の老舗「はりよし」ブースに於て、ハリの結び方、仕掛けの作り方などの実演指導をやってきた。
 多くの釣友や鱚介工房のお客様から声をかけて戴いたことを、先ずは以て御礼を申し上げます。

 感じたのは、簡単なハリの結び方や、チチ輪でエダスを結ぶ仕掛け造りを知らない方が、ベテランと思われる方でもかなり居られたのが意外だった。

 釣りをやる方なら、ハリを自分で結ぶこと、仕掛けに仕上げることは当たり前だと考えてもいたが、どうも最近の方はそうではないらしい。聞くと、知ってます!と云いながらも、一つの外掛け結びだけしか知らなかったり、ハリス巻き器を使うと云った方もかなり居られるのだ。

 実際に何十人かの方に教えたが、果たして家に帰ってから同じようにできたかは疑問である。しかし、熱心に何度も何度も繰り返し教わって、確実に自分のモノにした熱心な方も居た。

 一方、今回の目玉であった新しい「鱚介アブミ」の評判だが、細軸軽量で針先の鋭さなどが評価され、かなり人気があることが分かった。気になっていた「焼き色」だが、特に青焼きに対する人気が絶大であることも分かった。
 
 実はこの日、「はりよし」の86歳になる岸本規社長さんから聞いたのだが、秋田袖の青色を出すのは、現在においては線材と薬品の相性が悪く、昔日の光沢ある青色を出すのが至難なのだそうだ。 
 しかし、後継ぎであるお孫さんの若い岸本敬太君(26歳)は、何とか頑張りたい、また、最近流行の「ケームラ」についても、是非、早く完成させたいと張り切っていた。

 もう一つ、新しい事実を知った。それは鱚介アブミの針先が鋭く刺さりが良いのは、針先をフッ素化学研磨処理(フッ素メッキやコーティング処理ではない。)していたからなのだった。あれほど刺さりが良い理由を、今知って驚いている。

 このフェスティバルに、はりよしのフィールドテスターである吉野海洋さんが、富山からはるばる来てくれた。
 彼は1月に茨城県水戸市で行われたJSCF新春スポーツキャスティング大会の5種に出場し、何と236、56mの日本新記録を出したと言う。
 その勢いに乗ってか、ブースでは人一番活躍していただいた。おまけに、彼は中国語が堪能で、この日も訪れた中国人バイヤーとの通訳も務めるなど、「はりよし」さんからはすっかりあてにされていたようだ。

 忙しく賑わいだ3日間は無事終了し、いよいよシーズンが明ける。明日からは少し気合を入れて、投げ錬で汗をかきたいと思っている。


画像(135x180)・拡大画像(360x480)

仕掛け実例集

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

左から吉野海洋さん、村越正海さんと鱚介


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

天才釣り女、小菅綾香さんも一役!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

はりよし後継者 岸本敬太君と村越正海さん


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

こんな小場所で教えてました・・





-思い・雑感・・あるまま

執筆者:

関連記事

懐かしの、EX9000S:バズーカ!!

我がお宝(箱付)となった  名器バズーカ! 正確には今から37年前の1980年、ダイワ精工株式会社から出された「投げ釣り専用のスピニングリール」である。若い方はご存じないと思いますが・・・。 名称は「プロキャスターEX9000S」、ボデイとローター部分には、当時の最先端素材と云われたカーボングラファイトが使われている。 ちなみに、ギアー比は1:4.6と今と余り変わらないが、重量は650g(現在最軽量は375g)と重く、スムーズに回転させるロールベアリングはたったの2個(今は11個もある)で…

Loading

ジャンボ・二宮さん健在なり!!

投げ釣りの世界で一時代を作ったジャンボ・二宮さんと、久しぶりに釣りをした。体調を崩し暫し休んでいたがすっかり元気を取り戻し、今日の投げ釣りが半年振りでの再開であると言う。・・釣り仲間として、一人の大事 …

Loading

no image

記事の真相報告・・??

今日、ここに、06年2月号の某月刊釣り誌が郵送されてきた。ある部分的な取材を個人的にも受けていたから、如何なるものかとペラペラとめくっていた。最終ページ近くのグラビアに、私と清水英夫さんが代表幹事を務める「湘南・鱚酔会05秋の大会」の様子が克明な写真でつづられていた。これだけ多くの仲間たちが、楽しそうに写っているのは珍しいことだ。「湘南・鱚酔会」の活動と存在が大いにPRされたと思い、本心嬉しかった。しかし、である。記事を読んで、ビックリ!! 先ずは、記事をここに転記しよう。『年に一度、年末に開催さ…

Loading

背負子(しょいこ)の完成です!

 投げ釣りでは、キスは足で釣れ!・・と言った格言がある。とは言うものの、実際にはサオにクーラー、バケツ、竿立て等々、こんなものを持って釣り場を移動するのは大変なことである。 また、今や、釣り場と駐車場は離れた場合が多く、これも難儀なのである。さらに言えば、わが身のような年寄りにとっては、なおさら大変なのである、 そこで登場するのが背負子(しょいこ)。これならば手が空き、物を両手に持てるし、身動きしやすい。・・今や多くの釣り場で見かけるようになった。 ただ、使う者によってクーラーの大きさや装…

Loading

船酔い・・・

静かな日のカワハギ船団こんな時間に書き始めたのには訳がある。 今日は、小田原漁港から解禁直後の大型のシロギスを、一人狙う心算で6時に家を出た。しかし、どうも胃の調子がすぐれない。このままであれば“船酔い”間違いなしだ。・・そんな思いがよぎり、途中、国府津インターから戻ってきてしまったのだ。 私が、船にも乗ることは何回か書いた。お読みいただいてる方には、鱚介さんが船酔い?・・と疑問をもたれるだろう。確かに、少年時代をすごした二宮の実家には和船があったし、漁師の船にもよく乗せてもらった。だから…

Loading

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ