茅ケ崎沖右ヱ門丸の木村英雄社長さんとは、神奈川県栽培漁業協会の評議員としてご一緒させて頂いている間柄である。
沖右ヱ門丸には、以前から船キスでお世話になっているが、そろそろ終盤のカワハギ釣りに来ませんか!!・・そんな誘いを受けていた。
この季、浜からのシロギスは釣れずで、ならば船キスをやろうと思って居たのだが、今、その船ですら釣れず、行きつけの船宿はどこもキス船を出していない。
こんな中、一昨日、久し振りに休暇が取れたので近場の茅ケ崎からカワハギに行かれませんか?と・・投げ釣り仲間の佐藤正美さんからのメールが入った。
天候が危ぶまれたが、これぞ天からの声!二つ返事で決めてしまったのである。・・直ぐに船宿に「生のアサリ餌」を予約、今日行ってきた・・・。
全国的に天候はすぐれず、大雪警報すら出されている地方もあったが、ここ湘南だけは恵まれ、穏やかであった。寒く曇り空だが、風も無い。多少風は出ようが荒れることもなさそうで、十分釣りは出来るとみた。
午前7時、乗合の28号船は10人ほどのベテランさん達を乗せ茅ケ崎漁港から出発した・・・。
先ずは烏帽子岩の少し沖、カワハギは意外と浅場に居た。立ちは30メートル前後である・・、入れて間もなく小さいが元気のよいヤツが来た!
陽の当る右舷席は先客に取られ、日陰の左舷には佐藤さんと二人だけだ!・・・でも静かだし、マツることも無い。・・・寒さ対策はしっかりとしてきたから、全く問題は無かった。
喰いは決して良くは無いが、浅場のエキスパートと云われる中村啓明船長は、釣り客の掛り具合を観つつ、盛んに釣り場を替え探ってくれた。
茅ケ崎からのカワハギ船は、烏帽子岩周辺だけでは無く、江の島周辺から鎌倉沖にまで足を延ばす。今日も腰越付近まで探ってくれたが、結果から見ると、一番釣れたのは烏帽子から江の島の間だった。
佐藤さんと二人の釣果は確か28尾・・。三浦と比べるとやや小振りだったが、25センチ以上が5尾ほど釣れ、この日の釣りは十分に満足できるものだった・・。
三浦方面は未だに大漁?が続いているようだが、近場にあっても十分カワハギ釣りを楽しむことが出来る。・・・そんなことを改めて知った今日の釣りだった。
因みに、午後2;00沖上がり、2;10茅ケ崎港帰着、2:20分船宿出発、2:30我が家に帰着。・・こんな具合だった!
更に、既に料理も終え、これから夕食に向けカワハギの薄造りを皿に並べ、キモ和えで、美味しい日本酒「麒麟山」で一杯やろうと思って居る!・・・釣り人の特権とは言え、こんな贅沢をして良いのだろうか? ・・ただ、ただ、天に向かって感謝するのみである!!!
烏帽子岩周りのカワハギ
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執筆者:高澤鱚介