昨日、釣友の佐藤正美さん、師匠の久保秀一さんと、三浦半島小網代の丸十丸からカワハギ釣りに行ってきた。
佐藤さんは2度目のカワハギだが、師匠の久保さんからは一目置かれた存在である。
未だに迷う小生と比べ、カワハギ釣りの手性が良く、仕種に無駄が無く前向きだ!と云うことらしい。
この日は、秋晴れで最高の日和・・そんな出港であったのだが、間もなく北の風がビュービューと吹き始めてしまった。
慣れた久保さんさえ嫌がっていたから、慣れない佐藤さんはもっと厳しかっただろう。小生もフードを深くかぶり頑張ってみた。
早い時間帯は魚も中々口を使ってくれなかったが、ポチポチとは釣れ始めていた。小菅船長は何時も「釣らせたい!」のサービス精神旺盛な方である。この日も次々と場所を変え、それなりに釣らせてくれた。
前回から小生は、スピニングカワハギ和竿を使っている。同時に悪い癖というか、釣りたい、恥ずかしい、競争心とか、そんな拘りを一切捨てることにした。
そんな事よりも「自分流」とは?を探すことに徹することにした。だから、今日もそんな動きの中で、前回に続き、とても満足できた釣りだったように思う。
今、日々平塚海岸の投げ釣りでシロギスの良型を狙い続けている。そんな中、投げた後のサビキでは、仕掛けを動かさずに控え、待ちを多くした釣り方に分があることを見つけた。例えると「サビキ1〜2」に対し「待ちが8〜9」と云ったところか?
・・実は、カワハギでも通じるかも知れないと考えたのである。カワハギ釣りは、エサ仕掛けの「上げ下げ」や「叩く」ことによって誘うのだが、この間を変え、上げ下げも叩きも、ほんの少しだけにして、緩めたままエサを底に落とし静かに待ち、そしてゆっくり上げる。・・その繰り返しでやっているのである。
結果は云いにくいが、これまでと違って良型の割合が高まっていることは事実である。
まあ、これはたまたまなのかもしれない。・・が、言うなれば、これが自分流の一つなのかとも考えている。
して、今日の釣果だが、強風下頑張った久保さんが20尾くらい?佐藤さんが同じ20尾くらい・・。そして、小生は15尾。ただ大きいのが結構いて、23〜25cmクラスが5尾も居た。
それと、ちょっと言いたくない話だが、臭いのが1尾混じった。シロギスで云う「カルキス」と同じ匂いを持ったカワハギである。
以前にも、定置網付近で釣れるカワハギにこれが居たが、今は定置網は無い。原因は良く分っていない?ようだが、定置網は貝や藻が付かないように、かなり強力な薬品処理をするらしく、しかし、それでもそこに魚のエサとなる甲殻類が付く。そして、これを喰った魚が、やがては匂いを持つようになると云う。一つの説だが今はこれが有力である。
まあ、住む環境でこうした現象が起きるという事は事実だろう。だが、皮肉った言い方をするならば、漁業関係者はこれを知ってか知らないか特に問題視しない。何故なのだろうか??
カワハギと強い北風!
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執筆者:高澤鱚介