この季、湘南の砂浜海岸でシロギスの顔を見ることは、ごく稀れとなった。
そうした中でも平塚海岸で、雨や風が無い限り日々投げ続けている御仁が居る。・・ベテランの土井博明さんである。 その彼が一昨日、テトラ前で23?、20?のヒネを一荷で釣った。置き竿だったとのこと・・。
素晴らしい! 努力の賜物だ!と云うしかないだろう。ただ、このキスが、シーズンン終わりの居残りなのか、或いは新シーズン幕開けのキスなのかは定かでない。・・・が、願わくば、シーズンインの便りを携えたキスであってほしいと思う。・・久々の良いニュースだった。
さて、お世話になっている小田原市酒匂の「宮嶋屋釣具店」に、店特製の「半ぶらテンビンオモリ」が並んだ・・。
オモリは、名の知らぬ「釣り上手:投専トーナメンター」と言う鉛シンカーだが、半ぶら部分やテンビン部分はタングステン製などの高価なモノと変わらぬ材料と造りで、鱚介オリジナル工房独自の企画で作成したものである。
今は、27号だけだが、お客様の要望があれば、他の号数も並べられることになっている。価格は1個800円とリーズナブルに設定されている。シーズンインに先駆けてお使いいただければ幸いである。
さて、鱚介工房で製作した「投げ釣り道具」を、宮嶋屋釣具店で扱って頂いてから既に10年が経つ。以来、常に店主からのご意見やご支援を頂きながらの今がある。
店を持てない鱚介工房にとっては、正にアンテナショップであり、インターネット通販に慣れないお客様にとっても、直に手に持って確かめられ、選んで買える貴重な存在なのである。
お蔭様で、今、商品が置かれているのは店の一等場所で、一つのコーナーとしての様相が整ってきた。このような形が整って来ると、何故か作り手としての緊張感が高まってくる。
商品造りに当っては、大メーカーのモノに劣らない品質と出来合いとなるよう心掛けているが、さらに、これを充実して行かねばならない!!・・そう言った緊張感である。
今シーズンも、より良い「釣り道具」(単なる釣具では無く「道具」である)となるよう、さらに努力する所存でありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、当工房では、お使い頂いた道具の破損や抜け等の不出来に対し、いついかなる場合でもお客様からのご叱咤やご意見を賜る所存ですので、どうぞ遠慮なくお申し出頂くようよろしくお願いいたします。
宮嶋屋釣具特製・半ぶら発売!
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執筆者:高澤鱚介