昨日、キス1尾の顔を見たく伊豆半島下田湾に行ってきた。釣り始めて1時間後にはもう南風が吹き始め、11時には撤退せざるを得なかった・・。
行った先は福浦の下水処理場を囲む長く続く堤防である。だが、この釣り場は狭く、おまけに背に壁を背負っており遠投は出来ない。
だから、仕掛けをポイントに入れるには、投げる時に場所を移動して斜め投げするしかない。そんな、少し投げの技術が必要な釣り場である。また、釣り場は至る所根掛りがあり、慣れないと幾つもオモリをロスする。
下田湾は、春夏秋冬何処かで釣れるが、最近は下田港外に波除け堤防が建設され潮の動きが変わったために、以前良かったポイントも変わってしまい、時折行くもののポイント探しに苦労している
結果は3人で5尾といった貧果ではあったが、共にキスの顔を見ることは叶ったので、まあ、まあ、目的は達成したと云っておこう!!
・・この頃、磯場や堤防で良く見かける「磯ヒヨドリ」は腹を空かせている。ゴカイ類が好物で、千切れたりハリから外したエサを直ぐ近くまで来て啄ばむ・・。
この日も、仕掛けを残したままチョット座をはずした隙に、ハリス仕掛けに付いたエサを飲み込んでしまった。・・・そっとハリを外し逃がしてやったが、一旦遠のいたその鳥は再び人懐っこく傍に寄ってきた!!
もう一つ楽しみにしたのは「河津桜」の開花だった・・。本命の河津川沿いの並木は、未だ全体が赤みを帯びていたものの開花は無く、恐らく来週頃からが見ごろだろう。
しかし、国道135号線沿いには、既に何本もの桜が美しく開花していた。「陽だまり桜」とでも言おうか、既に伊豆半島のお花見は始まっている。
一言加えるが、もし河津川沿いの河津桜を観に行かれるのならば、もう少し足を運んで、南伊豆町の青野川河岸のカワズ桜をお奨めしたい。・・・未だ木は若いが、広い空間に伸び伸びと枝を広げ咲く花は何処よりも美しい。そう感じるのは自分一人のひいき目では決してないだろう。・・・帰りはそのまま西伊豆に進んで西回りで帰れば、車の混みは避けられる・・。
居残りキス?
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執筆者:高澤鱚介