相変わらずヒマである!! これまで使っていた自製のハリ抜きがもう底をついている。・・・で、新たに造らねばならないと思って居た「ハリ抜き」を10数本作って見た。材料は孟宗竹である。
・・実は、数年前に木工所から入手した、肉厚で硬く、良く乾燥した30センチ長の竹材である。
これを15?ほどに切り、竹割りナイフで10ミリ幅に割り、穴をあけ、削って整えていく。
・・・で、先ずは穴あけであるが、竹材とは言え、良く乾き、硬く締まったこれをキリやルーターでやるのでは正確に開けられないし作業が捗らない。
実は、以前からずっと「卓上ボール盤」が欲しかったのである。お読みいただいている方の中には、鱚介工房にはそれも無かったのか?と驚かれよう。・・・そう、これまで穴開けは全て、手持ちのルーターで対応していたのである。
・・でも、これを機会にやっと買えるチャンスが訪れたのだ! 近くの工具店で見たが欲しいものは価格が高すぎる。・・・この価格をベースにパソコンから通販サイトから見つけたのがプロクソンの「テーブルドリル:?28128」であった。
・・・セットし、早速使ってみた。・・・すいすいと軽く穴が開く。・・・もっと早く買えばよかった! 何を造るのにも、それに見合った「道具」が必要なのだ!・・つくづくそんな風に思えた。
さて、ハリの抜ける穴は縦長に8ミリ位必要で、先に、径1.8ミリのドリルで数個の連続した穴をあけ、その後、彫刻刀を使って整える。さらに、ハリスを通す切れ目は、ルーターの丸鋸で切り込む。
・・そしてペーパーヤスリでバリ取りや凸凹を整え、最後にニスを塗って完成させる。・・・手作業の部分は気を入れてやらねばならないが、造って見ると意外と簡単である。
机の中に、細く切ったハリ抜き用の材料「パドック」(三味線の弦や箱に使われていた硬い木材)が何本か入っている。・・暇なときに、これでも造って見る心算である。
なお、これをお読みになった方で、このハリ抜きを使ってみたいと言う方が居られたら、お得意様サービスとして10名の方に差し上げます。(代金/送料は不要です)・・・良かったら、鱚介オリジナル工房のHPのメールから申し込んでください。
・・まだ、数本残って居ますよ!(22日朝現在)・・・・・
ハリ抜き?ハリ外し?を造る
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執筆者:高澤鱚介