鱚介オリジナル工房

ハリ抜き?ハリ外し?を造る

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

卓上ボール盤で!

 相変わらずヒマである!! これまで使っていた自製のハリ抜きがもう底をついている。・・・で、新たに造らねばならないと思って居た「ハリ抜き」を10数本作って見た。材料は孟宗竹である。
・・実は、数年前に木工所から入手した、肉厚で硬く、良く乾燥した30センチ長の竹材である。

 これを15?ほどに切り、竹割りナイフで10ミリ幅に割り、穴をあけ、削って整えていく。
 ・・・で、先ずは穴あけであるが、竹材とは言え、良く乾き、硬く締まったこれをキリやルーターでやるのでは正確に開けられないし作業が捗らない。

 実は、以前からずっと「卓上ボール盤」が欲しかったのである。お読みいただいている方の中には、鱚介工房にはそれも無かったのか?と驚かれよう。・・・そう、これまで穴開けは全て、手持ちのルーターで対応していたのである。

 ・・でも、これを機会にやっと買えるチャンスが訪れたのだ! 近くの工具店で見たが欲しいものは価格が高すぎる。・・・この価格をベースにパソコンから通販サイトから見つけたのがプロクソンの「テーブルドリル:?28128」であった。
 ・・・セットし、早速使ってみた。・・・すいすいと軽く穴が開く。・・・もっと早く買えばよかった! 何を造るのにも、それに見合った「道具」が必要なのだ!・・つくづくそんな風に思えた。

 さて、ハリの抜ける穴は縦長に8ミリ位必要で、先に、径1.8ミリのドリルで数個の連続した穴をあけ、その後、彫刻刀を使って整える。さらに、ハリスを通す切れ目は、ルーターの丸鋸で切り込む。
 ・・そしてペーパーヤスリでバリ取りや凸凹を整え、最後にニスを塗って完成させる。・・・手作業の部分は気を入れてやらねばならないが、造って見ると意外と簡単である。
 
 机の中に、細く切ったハリ抜き用の材料「パドック」(三味線の弦や箱に使われていた硬い木材)が何本か入っている。・・暇なときに、これでも造って見る心算である。

 なお、これをお読みになった方で、このハリ抜きを使ってみたいと言う方が居られたら、お得意様サービスとして10名の方に差し上げます。(代金/送料は不要です)・・・良かったら、鱚介オリジナル工房のHPのメールから申し込んでください。

    ・・まだ、数本残って居ますよ!(22日朝現在)・・・・・

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

荒仕上げ

画像(135x180)・拡大画像(360x480)

完成品






-鱚介オリジナル工房

執筆者:

関連記事

手造りのテンビンなどは2割引

昨7日のブログで「鱚介オリジナル工房の商品について、ハリ等のような仕入れ商品以外のテンビンやウッドガンなど、手造り商品については2割引きとする」旨を書きましたが、ここに改めて掲示いたします。今後、1年 …

Loading

鱚介アブミ 9月10日発売!

こんなデザインです 投げ釣り用キス針“鱚介アブミ”誕生!!  釣り針の老舗「はりよし」と「高澤鱚介」」がコラボを組み誕生した新しいキス針「鱚介アブミ」は、いよいよ9月1日から発売されることが決まり、鱚介工房での扱いは9月10日頃と決定致しました。  この「鱚介アブミ」の特徴は、従来の太軸で重かったアブミの欠点を改善し、釣り針に適したハイスチール材を厳選、細軸で軽量化をはかり、同時に針先をさらに鋭く磨き込んだ逸品です。この「鱚介アブミ」を事前に試用していただいた多くの方からも絶賛を受けていま…

Loading

4〜7日・・ 暫し休店します

昨年 横山武さんと・・ 6月4日(日)〜7日(水)まで、釣行のため休店させて頂きます。営業は8日(木)から行います。 この間、メールでのご注文は普段通り受け付けておりますが、対応は8日以降となりますのでよろしくお願い致します。 釣行は、山陰の鳥取、島根・・、弓ヶ浜での連釣り、境港での大物釣りなどを目指します。 良い釣果、楽しい釣り旅に恵まれた際は、帰宅後、報告したいと思いますのでお楽しみに!!                          鱚介

Loading

新企画「ウッドガン ワイヤーブラ」誕生!!

ワイヤーブラ チョット、古い方にはエッチさを感じさせるネーミングのワイヤーブラ!! ・・・投げ釣り専用の新しい形と機能を持ったテンビンオモリがこのほど完成、近々、鱚介オリジナル工房から販売することになった。 ずっと以前から造らねばと思いつつ、でも、新しいアイテムを完成するためには時間も金もかかる。  今ここに完成した「ワイヤーブラ」は、富士工業のテンビンオモリを素材としたウッドシンカーで、単ガン、L型、Λ型、L型固定接穂アームに続く、新しいアイテムを備えたウッドシンカーとなる。 ちなみに、…

Loading

軽量 「SMAB・L型」 テンビン

「SMAB・L型」 終盤を迎えた投げキスだが、今シーズン最後となる形状記憶合金製のテンビンを造ってみた。 テンビン「真打ち」のアーム部分の角度は、軸に対しほぼ50度角であるが、このふり幅を如何に90度角までとするかが課題でああった。  実は先日、元シマノのインストラクター横山武さんと色々話したのだが、「曲げ部分を強化し軸の長さをアーム長とほぼ同一としたL字型テンビンとする」ことで、基本的な方向が見えてきた。既に、横山氏は自作のステンレス製のモノを持っており、浮きの速い発砲オモリとともに頂い…

Loading

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ