四国、香川県のベテラン投げ釣り師の方から、こんな嬉しい実釣報告を頂きました。先ずは御礼を申し上げます。ありがとうございました。
お使いいただいたのは、形状記憶合金のアームを用いた「真打ち‐SMAB」です。
少し格好が悪いテンビンですが、これまでの「真打ち」の形を生かし、これに形状記憶合金アームの特性を最大限生かす付け方はどうあるべきかを研究し完成したものです。
造るに当たっては、大ベテランの横山武さんのご意見も頂き、最終的にこういう形になりましたが、このテンビンへの期待は「良型のキスを追い食いさせ、連掛けさせる。」・・という事を目論んだもので、これをマニュアックな方にお使い頂くことによって、本当の良さ、真価を見出してくれるものと、確信しながら造ったテンビンでもあります。
鱚介オリジナル工房
高見澤佑介 様
先日購入させていただいた真打SMAB、L型異軸0,8で実釣してまいりました。
真打天秤の魅力は、あのガンガン、ゴンゴンという強烈でダイレクトな、生々しいアタリだと思います。・・・SMABの場合はどうだろうと、いささか懐疑的な気持ちがありました。
ところが、仰天!・・・アタリの音色はグングン、ブルブルと変わりますが、あのダイレクト感は全く損なわれません。それどころか、すべてのアタリが強烈な「真打」に比べてアタリのニュアンスの表現力が抜群で、非常に面白い釣りをさせてくれました。
これもまた、間違いなく「真打」でした。鱚と直接会話しているようなダイレクト感は「真打」以外では味わえません。
L型異軸08も繊細で敏感な、良い天秤ですが、あのダイレクト感はありません。鱚と間接的に話しているような感じです。鱚のノリはSMABの方がよいように感じます。
あと、真打ではすべての鱚が口元に針がかりしてきますが、真打SMABでは3割くらいが針を飲み込んでいました。
こうしてみると天秤によって、針との相性が変わってくるかもしれませんね。・・・さらに研究してみます。
なお、SMABは口元にかかっている場合は外れやすいので、巻き上げる前に合わせを入れています。
飛距離ですが、天秤が大型なのに、距離が落ちません。飛行姿勢が安定しているのでしょうか。
とにかく、予想外の大正解でした。これからは真打SMABが私の本命になりそうです。
まずは取り急ぎ、報告とお礼まで。
香川県多度津町 丹羽 章
「真打ち‐SMAB」の実釣報告を頂きました
投稿日:
執筆者:高澤鱚介