今夕、高校時代の仲間6人と、小田急線の六会日大駅近くにある鮨屋で一杯やることになって居た。・・・その店の親父さんは名のある磯釣り師である。・・・当然、ネタは最上級品でければならない。そんな店に、最近ではめったに手に入らないであろう湘南の「銀ギス」を持ち込みたいと思っていたのである。
・・で、今日の釣りでは、何時もの和田さん兄弟に釣果を頂けるよう願った。・・・快く引き受けてくれたが、先ずは自分で釣らねばならない。
早朝5時に何時もの「扇の松」下に行って見た。春雄さんと出会い、左右に分かれて第一投を済ませる。
・・・暫くの後、・・・実は、自分が入りたかった左側には既に常連釣り師が座を取っており、一尾、一尾と上げている。・・・だが、数メートルしか離れていない小生には、全く来ない。 ・・・右側の和田春雄さんも順調に上げ始めていた・・・。
我が竿には、全くカスリも、アタリらしきものも無かった。・・強がりは言うまい、だが、正直言って少々焦りは感じていた。
さて、こうした後は「くどくど」と言うこともあるまい。・・・あっち、こっちと、兎も角歩いて探さねばならないのが答えなのだ・・。
足がへとへとになるまで探しまくった。・・そんな午前8時58分だった。釣り始めて昨日と同じ、3時間後にやっと待望の1尾が来たのだった!!
周りには誰も居ない。・・キスの居場所、付き場がが分かればこっちのモノ!! ・・・結果だけを言うと、12投して、何と、そのポイントだけで10尾をゲットしたのである。
ここに移動後、連荘で8尾を釣り、2回カラぶった後に2連荘、さらに1回カラぶった後に2連荘と・・、今日目標の10尾を2時間余りで達成出来たのである。
終わる頃、遠方に居た釣友の中川さんを呼び釣り座を明け渡した。・・・彼は西の花水川近くから投げ始め、放送塔下で3尾連荘が一度あっただけで、その後ここまで全く釣れなかったと言う。
「5色に投げ、4色迄の間で喰うから、じっくり釣ってごらんなさい!」・・・そんな余計なアドバイスをしたのだが、これが当った。
リーリングを始めた彼、1尾は確実についてます!・・でも、怪訝な顔つきでより慎重な巻き上げをしていた。・・・何と、上がった仕掛けには大きなヤツが3連で付いていたのであった! 3本バリにパーフェクトをやってのけたのである。
小生、これを現認し、自分毎のように大いに満足を覚えつつ納竿することにした。(その後が気にはなるが、相当量釣ったと思う!!)
竿をたたみ終え、仲間がいるテトラ方向に戻り和田兄弟の釣果を没収!! ・・・重いクーラーボックスを肩に帰路に着いた。
夕刻、釣友と釣った良型のキスだけを選び氷付けにし、小田急江ノ島線六会日大駅前の「やよい寿司」に持参!! ・・・新鮮で手に入りにくい「銀ギス」である。店長からも大いに喜んでいただき、お返しだと言って親父さんが伊豆で釣ってきた「イシガキ鯛」の活造りをご馳走になってしまった!!
平塚海岸、今日初めてピンギス2尾の顔を見た。そろそろヒネはこれに変わるが、未だ当分はヒネは居そうである!!
・・歩き、探して釣ろうと思う! そうした苦労は20?オーバーのアタリと、その姿を見たとき、多分一瞬にして報われる筈である!!
今日も、5色〜4色の範囲が居場所であった!! テトラに寄った所では、3色から手前でも釣れたとのことである。
エサは青イソメ良し、ジャリメ良し。東京スナメ良しと、何でも行ける!!
今日は「ツ抜け」ました!
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執筆者:高澤鱚介