天気予報は晴れ、気温は20度近くの小春日和になると報じていた。・・同時に、早朝の潮は水位が低く、正午頃が満潮であるから、ハゼ釣り日和でもある。・・と云うことで、またまた出かけてきた。
昨日、我がカワハギ釣りの師匠で、生物写真家の久保秀一さんが来られるとの電話を頂いて居た。・・師とのハゼ釣りは、数年前、南伊豆の青野川でご一緒した仲・・。実は、このハゼ釣りに付いても、名人級の薀蓄をお持ちの御仁なのである。
7時頃、何時もの和田兄さんと並んで少し下流の深みで竿を出す。小生の釣り方は、船用の小型スピニング付きのキス竿2本竿で、1本は置き竿にしてハゼを待ち、もう1本は手に持ってハゼを誘う。・・そんなスタイルの釣りである。
8時過ぎ、久保師匠が年期の入った竹籠を背負い、長靴姿でやってきた。昔、よく見かけた釣り人の出立であった。・・中々、様になった姿で良く似合う。
この小出川には以前、未だ水が汚く係留船が一杯舫っていた頃によく来られたという。
そんなイメージを抱きながら来られたのかもしれないが、今は水も綺麗になり、船も減り、護岸のブッシュも無くっており、釣り環境は良くなている筈・・。・・・そんな釣り場を見渡していた師匠、少し安心されたようで、誘ったこっちも先ずはホッとした。
支度の整った道具立てを見ると、長めの振出竿に玉浮を数個連ねた所謂シモリ仕掛けで、下に噛み潰しのオモリと1本バリが付いている。
そして、水深に合わせてウキを調節し、そっと水の動きに合わせながら釣り始めていた。
実は先日、小生も同じような振出し竿でやったのだが、何とも左手の置き場が不安定で、ついついリールのハンドルを探る仕草となってしまい、落ち付いた釣りが出来ないため直ぐに止めてしまった・・。
・・・しかし、どうも今日の喰いは良くない。アタリはあるのだが乗ってこない。久保師匠も、エサを取られるばかりで喰いつかないと嘆いている・・。ここには、小さなウグイやニゴイ、時には大きな鯉やクサフグも居る。・・そんなのがエサを咥えているのかも知れない。
でも師匠、流石にコツを得るのは早い。・・まあまあサイズをポチポチと連続して上げていた。
この日、和田兄さんがシーズン最長と思われる大物を釣った。20センチを超えた頭のどでかいハゼである。下の写真がそれだが、顔の大きさと比べて見てほしい!!
12時近く、水位が上がり、足元が怪しくなって来た所で終了することに・・。
我が釣果は40数尾、和田兄さんも同じくらいだったが、久しぶりのハゼ釣りだし、食べて美味しいハゼだから、大いにご堪能下さい!!と師匠に進呈した!!・・魚料理の上手な奥様だが、嫌がらなければ良いのだが!!
小春日和のハゼ釣り!!
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執筆者:高澤鱚介