恒例の徳島鱗友会の投げ釣り大会は、11月の第一日曜日に鳴門市の里浦海岸で開かれていたが、今回は会場の駐車場問題や台風での海岸浸食などがあって、時期も9月16日に早まり、会場も阿南市の北の脇海岸に変更された。
この誘いを受け、釣友和田満雄さん、角田清志さんと、行ってきた。14日の深夜12:00に平塚を出て、翌朝7:30、小松島市の「いはら釣具バイパス店」で待つ、鱗友会の山村満也さんと合流・・。大会協賛の賞品を渡し、頼んであった「鳴門金時芋」を受け取った!!
折角来たのだから大き目を狙おうと、小松島市に近い出島川河口にある小さな「大野浜」に案内された。背後地がゴルフ場、右前が「大野突堤」・・。どちらも良型が望めると言う。・・だが、少しウネリガあって濁りもあった。
小生と和田さん、山村さんは海岸に、角田さんは突堤に入る・・。4〜3色で18センチ位がポチポチと10数尾釣れた・・。突堤の方は、20センチ位が数尾だった。ほぼ満足し引き上げる。
次に行ったのは、阿南市の「中林海岸」。しかし、遥か遠方にある台風22号の影響だろうか、波口の波は高く濁りもあって竿を出さずに戻る。
・・・駐車場所の近くで、四国高知から来た吉永武司さん、鳥取から来た岡田信行さんらと出会う。山村さんが連絡してくれていたのだった・・。
実は、吉永さんには数日前、四万十の栗焼酎「ダバダ火振り」を買って来てくれるよう頼んでいた。それを受け取り、早速車の奥にしまい込んだ。
午後からの釣りを目指し、先ずは腹を満たそうと「うどん屋」に寄る。お奨めのカレーうどんが美味かった。
午後は、これから大阪行くと言う吉永さんと別れ、明日会場となる北の脇海岸の左端に位置した「中林(見能林)漁港」の湾内を探ることに・・・。
大物が潜むと云われ、大いに期待しながらの釣りだった。根掛かりもあるがオモリを取られるほどではない。各自、ポチポチと18センチ級を釣り重ねた。・・・岡田さんが、これは大きいぞ!・・最大の24センチだった!!
夕刻、阿南市内のビジネスホテル「サンオーシャン」へ。・・・岡田さんも同じだった。シャワーを浴び、近くの食堂に・・。ここではタコ料理が美味かった!!
17日、大会当日。・・5時に宿を立ち、まだ薄暗い会場に着いたが、既にメンバーは揃っているようだった。参加者は例年より少なく57名とのこと・・。
受付を済ませ、何時ものように抽選でトリオが組まれ、19チームが整った。・・各組の総重量で勝負が決まる。時間は4時間、エサはジャリメのみ・・。
小生は山ノ井さん、斉藤さんと組まれたが、少し体調が思わしくなく、どうも足を引っ張りそうな気がした・・・。
今回は、足の遅い老人や女性と、足の速い若者との差が付かないように、70歳以上が最初に出発、5分おいて60歳以上が、さらに5分おいて60歳以下が一斉にスタートという粋な計らいがあった。
当然小生は最初のスタート・・。しかし、何処に行こうが海況は悪く、場所を選ぶような余裕は無かった。・・数投するも魚がいない。近くも、遠くでもである。
さて、結果を急ぐ・・。小生に釣れて来たのはたったの4尾、重量は24gでしかなかった。関東の釣り人には想像が出来ない小ささだ。・・・でも、釣る人は何時もの通り居るものだ!! 漁港壁際の静かな場所を狙って、ピンギスばかり298gも釣った方が居た。・・正に、名人中の名人「瀬尾捷征さん」その人だった。小生が釣った1尾6グラムで換算すると実に50尾分である。
また、最大は吉永さんが釣った27?だった。小生は完全に二人の足を引っ張ってしまった。チームトータルは116グラムで18位だった!!・・すいませんでした。
表彰式後の抽選会、最後に鱚介オリジナル工房から提供させて頂いた2本のアワビ巻の竿立て「一脚」が、全員のジャンケンで競われ、これを持って賑やかな大会は終了した。
なお、最後の最後に、鱗友会の会長であり鱗友杯実行委員長である矢野会長から挨拶があり「会長職を10年務めてきたが一人が長くやるのは弊害が伴う。今、会は順調にあるが諸先輩の言葉も頂いたので、ここらで退任し後進に道を譲りたい。」との発言があった。「後を引き継ぐものは後日決めさせて頂くが、徳島鱗友会は永遠、益々元気で活動する!!」・・との、力強い発言で幕を閉じた。
ここからは帰りだが、何としても鳴門市内にある「いのたに」の肉入り徳島ラーメンが食べたい。車は一路、鳴門市に向かう。
・・腹が膨らんだところで、ナビを鳴門北インターに合わせ出発。・・途中、何時も寄る土産店「豊田商店」で「鳴門カットワカ」メと「淡路島玉ねぎスープスティック」を多めに買い込んだ。・・・さらに淡路島のサービスエリアにも寄り、忘れていた讃岐の郷土料理「しょうゆ豆」と「蛸めしの素」を買い込んだ。
・・・何だか、今回の旅は釣果は少なかったものの、土産ばかり沢山買ってしまった。・・だが、遊ばせてもらったことを大いに幸せに感じるのだから、小さな土産の一つ、二つはは何でもないし、喜んで貰ってくれる人が居るならそれで良い。・・楽しかった旅のおすそ分けでもあるのだから・・・!!
なお、今回の遠征釣行で感じたのは、矢張り「老いの辛さ」である。寝不足は何ともないのだが、一番の問題は暑さであり、これには堪えられない!それともう一つは、車の夜間の運転である。
今回は未だ残暑が厳しく、2日間とも大汗をかきながらの釣りだった。高温高湿度、無風だった大会の初めには、めまいさえ感じる程だった。また、運転は若い角田さんにすべてをゆだねてしまった。・・・所謂、厳しいことに対しての我慢が効かなくなっているのである。
まあ、そんなことが原因し同行者に迷惑を掛けても申し訳ない。・・そろそろ遠征釣行は考えねばならないのか?
実はそんなことを思いながらも、話の中では、既に山陰や北陸への釣行話が進んでいる。・・・多分、今後は自身の体調や工程を十分に考えながら行動するしかないのだろうと思って居る。
徳島鱗友杯に参加!!
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執筆者:高澤鱚介