投げ釣り釣行記

潜りする野鳥の名は?

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今日は、久しぶりに地元、平塚海岸に行ってみた。午前8時、予報では相当の冷え込みを報じていたが、無風快晴、海も穏やかで温かい。西には、箱根連山から日本一の富士山までが、くっきりとその美しい姿を見せている。
好条件と見たが、釣り人の姿は全く見えない。正面テトラ群の右側に座を取る。東京アブミ6号の6本バリに、岩イソメを小さく鋏で切って付ける。第一投目を4色いっぱいに投げる。
近くで、冬の渡り鳥であろう水鳥が、盛んに潜りをしている。そして、その傍にカモメが付きまどっている。潜った鳥が小魚を追い、驚いて水面に浮いた魚をそのカモメが狙うのである。生活が異なる2種類の鳥が、共同してなのか、カモメが余禄を得ようとしているのかは判らないが、こうしてエサを漁っている姿は微笑ましい。これが一組だけなら、見過ごしてしまう所だが、点在して潜っているこの鳥には必ずと云って良いほど、マンツーマン的にカモメが1羽付き添っているのである。私は、この潜る鳥が何と言うのかは知らない。野鳥図鑑で調べたが、野鳥の種類が多すぎて中々見つからない。特徴は、頭が小さく、クチバシが鋭く尖っている。頭の頂上部が黒く、長い首は白い。体は黒く、大きさはカモくらいである。水面に浮いているときは、身体の上、三分の一位しか出ていない。誰か知っていたら是非教えてほしい。
1投目にピンギスが1尾付いてきた。握った感触から、水温は低い。第2投目も同じくピン1尾。幸先良かったのだが、以後はフグの猛襲に悩まされる。場所を変えたが、シロギスの姿は無い。釣友の山口茂さんが、9時頃、やあ!とやって来た。歓談しながら、山口さんはたちまちの内に2尾を釣り上げた。エサはジャリメであった。しかし、魚影は薄く、お互い、以後は全くダメだった。結果は、天が仲良く2尾ずつを与えたくれたようである。長い間の釣行には、こうした状況を時折経験することがあり、私にとっての不思議さの一つでもある。今日みたいな海況が明日まで続けば、大磯アタリでの落ち前の荒食いが再びありそう・・・そんな思いをしつつ、暮れの雑用を済ますべく10時過ぎには帰宅した。





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