2日の夜から4日まで、大ギスを求めて石川県能登半島の曽々木海岸、大川浜に行ってきた。
メンバーは和田満雄さん、平岡順司さんと小生の3人組み。・・そして案内人は、何時も北陸方面釣行でお世話になっている「手取り投友会」の宮本幹治さん。
午前4時に到着したが、前日までの豪雨の影響が残りウネリもあり、或いは未だ接岸してないのか、残念ながら大ギスは居なかった。しかし、15,6センチ級が2〜3色付近で数釣れ大いに楽しむことが出来た。
9時にはそこを引き上げ、かほく市海岸に移動・・。途中、能登の白米千枚田を見学してきた。釣行で観光はめったにできないが、小生としては40数年前○○旅行の時に見た懐かしい風景だった。
かほく市海岸では、各自が5色付近で数尾だったが、和田さん、宮本さんが23センチ級をゲット。
実は、明日4日、かほく市のまち起こしの行事として「かほく四季まつりサマーフェスタ in かほく白ギス釣り大会」が開かれると云う。その大会には、宮本さんを始め彼のグループや北陸の名だたる名人たちも参加するという。
大会参加は事前申し込みで締め切られているが、飛び込み参加が認められるならば・・・。宮本さんが手配してくれた先から、どうぞ!!・・という返事が・・・。
ならば、この町に泊まろうという事で、街一番の魚料亭民宿「やまじゅう」を訪ねやっと一部屋取ることが出来た。 この宿は今年開かれるG杯の本部宿となるそうで、大会もここ「かほく海岸」でやることが決まっているそうである。
風呂を浴び、涼しい部屋で、それこそ食べ切れないほどの魚料理を満喫し、床に・・・。
翌朝3時起床。4時から受け付けが始まる「うみっこらんど」へ向かう・・。暗い中、受付を済ませゼッケンを受け取る。
・・・ふと考えた。・・・出場区分に「シニアの部」があった。・・まあ、小生も72歳だし、初めての権利行使でもしてみるか・・・。また、後日の話題になるかも・・・。
そんなことで・・・、エッ!それは無いでしょ! ほんとですか?・・と云った声も聞こえ恥ずかしさも感じたが、思い切ってシニアで登録を済ませたのである。
参加者には、投げ釣り界のホープである西向雅之さん、田中利之さん、島野忠寛さん、石田匠さん等、多くの釣友が参加していた。
大会は、午前5時から8時までの3時間。渋い喰いの中で始まり、小生は相変わらずの下手さ・・・。
でも、周りの者はほとんど釣れていない。釣れている者でもゼッケンの色は白で、一般参加者であり競争相手ではない。・・そして同属の、濃紺のシニアゼッケンの者は全く釣れてない様子を感じていた・・・。また、隣に座をとった和田さんも、カニの連釣でキスの顔が見えない!・・と嘆いている。
そんな中、居場所を見つけたのだ。・・・正に、波の中だったのである。・・それからは、周りの冷たい目を感じながら11尾を・・!! 新しいキス針「鱚介アブミ」6号で、自信を持って釣ることが出来たのである。
正直、これなら何とかなるかな?・・・しかし、シニアの部の入賞は1位のみだそうだから、何時ものように選外だろう・・・。
大会の勝負は重量制で、小生は確か280グラム位だったと記憶するが・・・。
表彰式までの間に、朝弁として「おにぎりとトン汁」が振る舞われた。これが旨かったのである、一運動した後の空っぽの胃を温め、膨らませてくれたのだ。
待ちは、ほんの3〜40分程度だったろう。やがて、一般の部からの発表があり、釣れない中にも7連8連と釣り上げ、軽く1?を超えた西向雅之さんが優勝した。
そしてシニアの部の発表があり、何と小生が優勝してしまったのである。何とも小っ恥ずかしさを感じたが、それはそれ、シニアの部、老人部門初参加の記念となったのだ!
・・・・これを機会に、これからの大会はシニアで行こうか!!!
最後に、賞品の抽選とともに、ご当地名産の種無しブドウが参加者150数名全員にお土産として渡された。
この大会は行政が後押しし、実行委員会が結成され20数年も続く行事だそうで、そのテキパキとした慣れた運営にはとても感じるものがあった。
これからも機会があれば、是非、参加したいと思っている。・・・お世話になった方々に感謝しながら帰路に着き、夕刻には自宅に戻ることが出来た。
能登に、大ギスを求めたのだが!!
投稿日:
執筆者:高澤鱚介