釣季インしたシロギスを狙って、情報も無いまま南伊豆を探ってきた。同行は釣り大好きな下島伸一さんと・・・。
目的地は例年早い時期に期待できる仁科大浜だった。しかし、そこは天気予報どうりの強い西風が吹きまくっており、数投し諦めざるを得なかった。
・・地元の方から、右手漁港の中でキス、メゴチなら釣れるよ!と聞き行ってみた。小型船が係留された小さな港で、風も大して当たらない。
20号の振り出し竿、オモリは10号のチョイ投げ用とした。・・それこそ1色以内の釣りである。
・・確かに居た。ほんの30分ほどで15〜20センチを小気味良く5尾ゲット。・・でも、かなりの大型をバラした直後から、まったくアタリはなくなってしまったのである。
早々に下田方面に移動・・。最初は、吉左美大浜に行ってみた。この浜は本当に美しい。・・西風のためサーファーも少なく、波も大したことはなかった。・・が、ここは夏の釣り場。・・・矢張り時期尚早だったようだ。
ならばと、下田水族館前の和歌の浦の岩場に行ってみた。正面4色で、それぞれ数尾が釣れた。根掛りもあるが、ここでは比較的型は良い。隠れた穴場でもある。
正午となりこの日の釣りを諦めたが、帰り際、余りにも静かな河津海岸に引かれ寄ってみた。
この海岸は数年来濁りが強く釣果も疎らだった。しかしこの日は、そのにごりも無く少しは可能性もあろうと竿を出して見たのである。だが、ここもやはり釣季インには少し早かったようだ。・・結局、釣果無しで数投で諦めた。
南伊豆で大釣りを期待するのは、場所も限られ余程の条件に恵まれないと果たせない。・・鍵は、諦めずに何度も通うことしかないだろう。
ただ、釣れなくとも、南伊豆の空気は旨いし、景色も良く気持ちが良いところ、これからも過去のデーターを思い出しながら大いに通いたいと思っている。
南伊豆は少し早かった?
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執筆者:高澤鱚介