釣り仲間と7日の夜から10日まで佐渡でのシロギス釣りを楽しんできた。メンバーは、和田満雄さん、本荘克行さん、宇都木朗さんと小生の4人。皆、6年振りの佐渡釣行であった。
佐渡のシロギス釣り場は砂浜は少なく、殆んどが整備された漁港の堤防となる。6年の内には台風や大波の影響を受けたのであろう、幾つかの堤防破壊も見られたがやはり投げ釣りマンが少ないためか場荒れも無く、それなりにシロギスは釣れた。・・ただ、大型は少なくなったように感じるが・・。
過去から、例年、11月中旬以降に入ってから釣行するが、これは北風が吹き水温が下がった頃、シロギスは外海から港内に入って来ると言われるためである。また、夏場は海底に藻が付き釣りづらい。
ただ、今回は未だに水温が高く、求めるシロギスは港内には入っていない様子だった。また、例の越前クラゲの影響なのか、場所によっては同じ港内であっても大いに釣況に差があった。
幾つかの漁港を廻ってきたが、簡単に結果等を記録しておく。
先ずフェリーで到着した8日は、過去一番釣れた両津漁港に行ってみた。しかし、残念ながら、小ぶりが数尾程度だけだった。時間があればもっと広く様子見が出来たのだが・・・。
諦め、北の先端に近い鷲崎を目指した。途中、椿と云う所の砂場で竿を出してみた。だが、ここでは大型のキュウセンの猛襲を受け、シロギスは全く釣れなかった。・・と言うより、これではシロギスは棲めないだろう。
実は、ここで面白いと言うか驚きを体験した。ほんの2〜3メートルの川幅しかない小川に、数尾の70〜80センチの鮭が産卵のために遡上していたのだ。水量が少なく、海に近い最初の堰堤下の水溜りで、オス、メスが盛んに交尾する姿があった。・・自然の大切さを改めて感じたものだ・・。
鷲崎漁港、ここでは堤防破壊があったようで、現在港内は工事中である。そのためか、喰いはポチポチ程度でしかなかった。
帰りの途中、黒姫漁港に寄って見た。何と、ここでこの日最良の釣りが出来たのである。20センチ主体であったが、それぞれが十数尾をモノにする事ができた。
翌9日、過去に大型の実績もある一番に期待した多田(オダと呼ぶ)漁港に行ってみた。大きな漁港で釣り場も広い。最初は、中央の突堤に4人で入り各方向に投げてみた。最初から竿先が絞られ、ここでは各自23〜25cm級をゲットする事ができた。
その後は分散し、好む釣り場を探ってみたることにした。・・が、小生は歩きに歩き大物を探し回ったものの、結局中型ばかり10数尾しか釣れなかった。
ところが、他の3人は居場所を見付けたのかそこで限定して粘り、それぞれが30尾台を超えたろう。
午後、島の南西端に位置する小木漁港に行ってみた。ここでは何と、ほんの2色以内で23〜25cmが間を置きながらも釣れ盛ったのである。
今回、小生が使用した竿は、ダイワのキャスティズム18−295という2ピースの軽量竿で、これにリールはセルテート1500番といった超ライトタックルである。
これに鱚介テンビン・ライトと12号のウッドシンカーの組み合わせで釣ったのである。6尾ほどだったが、強烈なアタリと、上げるまでのまでの緊張感はそれはそれは楽しいものであった。
最終日、島の西側真野湾の右奥に位置する二見漁港に行ってみた。残念ながら和田氏一人20数尾をあげたものの、他は、ほんの数尾で終わってしまった。
ここには発電所があるためか、かなり大型の越前クラゲがブカブカと浮いており、地元の人が言うには、これが入るとあらゆる魚は逃げ去ってしまうと言っていた。
今回の釣行で宿泊したのは、島の中央部に当たる金井に所在する「民宿:桃華園 ?0259-63-2221」。
多くの佐渡の自然を好む旅人に好評で、宿の女将さんを中心に家族ぐるみで歓待してくれた。佐渡への釣行にはどちら方向にも便利な、ヘソにあたるここを今後とも使うことになりそうである。
佐渡へのシロギス釣り
投稿日:
執筆者:高澤鱚介