前回、針抜きを差し上げることを書いたが、返信メールが届かない方が2人あった。住所も電話番号も書かれて無かったので連絡の取りようがない。・・・未だに届かない方があれば、多分その御仁だと思う。改めてご連絡を!!
ところで、「ハリ抜き」なのか「ハリ外し」なのか、どちらが正しいのだろうか?・・・まあ、どちらでも良いのだが、少〜し気に掛る。単に掛かったハリを外すのなら一般的には「ハリ外し」だろう。しかし飲み込んでしまったハリを引き抜くように外すのだから「ハリ抜き」なのだろう! ・・勝手にそう結論したが、子供の頃からずっと使ってきたのは「ハリ抜き」でもある。・・・細かいことが気になるのは、老人特有の性なのかもしれない・・・。
さて、先の「ハリ抜き」より一歩前進したものを造って見た。材料は「この世に二つと無い」と云われる、高知県原産の「虎斑竹=とらふ竹」である。表面に天然の「黒い斑」が散り、これが虎の模様に見えるから名付いたと言う。今では生産量も減り、とても貴重なモノとなっているそうだ。
時折り、こうした模様の入った竹製品を見ることがあるが、その多くは塩酸や硫酸などで人工的に薬品処理したモノである。
彼これ10年前に高知に遠征した際、須崎市安和町の国道56号線沿いに営む「竹虎」と言う竹屋さんから譲ってもらったもので、釣具タンスの奥に大事に仕舞ってあったものである。
一歩前進、と言っても大したことでは無い。ハリをキャッチする部分を2か所にしたことだ。一般には、先端近くの穴に、ハリのフトコロを掛けて抜くのだが、今回造ったのは、先端にもハリを捉える窪みを付け、ダブル効果を持つようにしたのである。・・ただそれだけであるが、ハリを外すには一段と早く使い勝手も良い。
その他、海岸で紛れてしまわないよう、端末に「赤い房」を付けてみた。・・・時折、ここにハリが引っかかってイライラすることもあるが、まあ、無くすよりマシだろう!!
今回も10数本造ったが、これは鱚介オリジナル工房の商品アイテムに加えたいと思って居る。興味ある方はHPの返信メールからご連絡を!!
虎斑竹のハリ抜き!!
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執筆者:高澤鱚介