鱚介オリジナル工房

虎斑竹のハリ抜き!!

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ハリはダブルキャッチで!!

 前回、針抜きを差し上げることを書いたが、返信メールが届かない方が2人あった。住所も電話番号も書かれて無かったので連絡の取りようがない。・・・未だに届かない方があれば、多分その御仁だと思う。改めてご連絡を!!

 ところで、「ハリ抜き」なのか「ハリ外し」なのか、どちらが正しいのだろうか?・・・まあ、どちらでも良いのだが、少〜し気に掛る。単に掛かったハリを外すのなら一般的には「ハリ外し」だろう。しかし飲み込んでしまったハリを引き抜くように外すのだから「ハリ抜き」なのだろう! ・・勝手にそう結論したが、子供の頃からずっと使ってきたのは「ハリ抜き」でもある。・・・細かいことが気になるのは、老人特有の性なのかもしれない・・・。

 さて、先の「ハリ抜き」より一歩前進したものを造って見た。材料は「この世に二つと無い」と云われる、高知県原産の「虎斑竹=とらふ竹」である。表面に天然の「黒い斑」が散り、これが虎の模様に見えるから名付いたと言う。今では生産量も減り、とても貴重なモノとなっているそうだ。
 時折り、こうした模様の入った竹製品を見ることがあるが、その多くは塩酸や硫酸などで人工的に薬品処理したモノである。

 彼これ10年前に高知に遠征した際、須崎市安和町の国道56号線沿いに営む「竹虎」と言う竹屋さんから譲ってもらったもので、釣具タンスの奥に大事に仕舞ってあったものである。

 一歩前進、と言っても大したことでは無い。ハリをキャッチする部分を2か所にしたことだ。一般には、先端近くの穴に、ハリのフトコロを掛けて抜くのだが、今回造ったのは、先端にもハリを捉える窪みを付け、ダブル効果を持つようにしたのである。・・ただそれだけであるが、ハリを外すには一段と早く使い勝手も良い。
 その他、海岸で紛れてしまわないよう、端末に「赤い房」を付けてみた。・・・時折、ここにハリが引っかかってイライラすることもあるが、まあ、無くすよりマシだろう!!

 今回も10数本造ったが、これは鱚介オリジナル工房の商品アイテムに加えたいと思って居る。興味ある方はHPの返信メールからご連絡を!!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

材料の「虎斑竹」

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

先端でダブルキャッチを!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ハリの架かり具合

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

赤い房を!!






-鱚介オリジナル工房

執筆者:

関連記事

no image

ネット販売・・開始間近!!

「鱚介オリジナル工房」ホームページの開設日が決まりました。今月15日(土)にオープンします。これと併せて、好評を博した「サオ立て」の販売祈念セールを終了させていただき、オリジナル商品の本格的な販売を開始いたします。・・と云っても、販売できるものは、「サオ立て」、それにオモリホルダー「オモリュック」のみですが・・・。販売方針は、投げ売り、安売りを控え、本当に良さを知っていただいた方に買っていただきたいと思っています。したがって、“売れずとも急がない”を念頭に、口コミを大事にしていきたいと思っています…

Loading

形状記憶合金のアーム

試作中・・・ 今、全く発想を変えたテンビンオモリを試作している。  発想を変えたと言うのは、写真に見る通りの、単にウッド部分からアームを出した形だけのことではない。 実は、このアームの素材に、ニッケル・チタンの形状記憶合金「KIOKALLOY」の1ミリ径を使ったのである。 友人が医療系の鋼線を直線精密加工をやっており、その彼から、紹介された新素材である。 この線材の名称は「KIOKALLOY」と云い、ニッケルとチタンの合金で、軽量、高強度、耐食性に優れた「大同特殊鋼KK」の最新素材である。…

Loading

ウッドガンとウッドキャップ 同時新発売

ウッドガンです 鱚介オリジナル工房のアイデアと技術を生かし、このたび富士工業のデルナー天秤をベースに、堀オリジナル工房とのコラボラーションにより、ケヤキ材を使用した投げ釣りマン待望のウッドシンカー“鱚介のウッドガン”を完成し発売いたしました。また、自製のウッドシンカーを造りたい方のために、ウッドガンに使用する“ウッドキャップ”を同時発売いたしました。 ウッドガンは、木部全長8センチで、25号、27号、30号の3種となります。木部は天然素材の乾燥ケヤキを削りだし、頂部にステンレス製のカップワ…

Loading

究極のテンビン「真打ち」完成!

真打ち 黒と赤 投げ釣りのシロギス専用テンビンの研究に取り掛かって早や10年になる。この間、規格化され販売に至ったテンビンは14種に及ぶ。多機能を備えたモノ、目的的に造ったモノなど、未だに人気商品となっているものも多々ある。 この間、試作したがまるで駄目なモノ、実釣に至ったもののダメを決めたものは多く、恐らく、試作品の数は100種類は下らない。たかがテンビンではあるが、投げ釣りを楽しみ、それなりの釣果を得るには無くてはならない隠れた脇役なのである。 形になるには1本ずつ、特殊加工されたステ…

Loading

「真打ち−藍」誕生

新しい「真打ち-藍」 我が鱚介オリジナル工房から、投げ釣りテンビンの最終バージョンと決めて生まれた「真打ち」は、今、投げ釣りの世界で広く愛され始めている。 「真打ち」には、硬め遠投用の「真打ち−黒」と柔らかめ近場用の「真打ち−赤」の2種類がある。 実はこれが標準として好まれるならば、恐らく、もっと硬めで超遠投・多点バリ用の、もう一段強化されたものが必要となるに違いないと考えていた。 そんな中、報知名人戦で4年連続名人位を得た鱚介オリジナル工房のアドバイザー「西向雅之さん」から、“13〜15…

Loading

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ