内心、高齢者が優先されコロナウィルス予防接種を受けて良いものか?・・と、戸惑いつつも、折角頂いたチャンスだから有難く受けてきた。初回は6月12日、2度目は7月4日だった。・・女房は1週間早く、互いが安全を確認できるよう間を空けた。
・・将来に於いて、この予防接種が語り草となるのだろうか?・・・思うに、今の状況からして、どうも長期戦を覚悟しなければならない。ただ、予防接種を毎年と思うとウンザリする。
一つ思うのだが、小生は幸いにして健康だから言えるのかも知れないが、予防接種対象者の順番に疑問を感じていた。
一般的な見方だが、高齢で定年退職した後は直接的な社会経済活動にはタッチせず、時間には余裕もあるしコントロールも利く。・・・そして我慢強さもある。私も正にその一員なのだが、こうした立場から見ると、「働く方を優先し、健康老人には予防接種を少し我慢し、後廻しでもよい」と思っていたのである。
見方を変えると、こうなったのは、マスコミの報道等が大きく影響しているように思う。・・・弱者優先!・・言っていることは分かる。・・が、高齢者は必ずしも弱者ではない。一番に考えねばならないのは「コロナウィルスによる罹患者を出さないこと」のみであると思う。・・・であれば、コロナ予防対策の先陣をきる菅首相を始めとする国会議員、政府関係者など、こうしたリーダー達には何にもまして優先すべきだった。
そして次に 医療従事関係者全て、既往症を持った高齢者達、予防接種に対処する行政機関の職員、直接人と関わる福祉関係者や学校の教職員、直接消費生活物資を販売するスーパーやコンビニ従業員等々となる。
健康な高齢者はその後で良い。ゆっくりと何時もの「掛かり付け医」に行けばよい。・・今だからそんなことが言えるのだ!とご批判は受けよう。・・確かにそうかもしれない。でも、報じるマスコミが、もっと冷静さがあったらもう少し混乱は避けられた筈である。
・・・・これ以降は、コロナウィルスが無くなること、そしてコロナワクチンが十分に供給されることを願いたい。
最後になってしまったが、接種会場に行き、担当者たちの礼儀の正しさ、テキパキとしたスムーズな運営に接し、よくぞ頑張ってくれていると深い感謝の思いがこみ上げました。マダマダだと思いますが、毎日の健康に気を付けて頑張って頂くことをお願いします。