昨日も今日も、それ以前からもず〜と天候悪し、波悪しである。この数日、サオは出さないが海には通っている。クーラー(アイスボックス)に飼うエサ、ジャリメの手入れだけは欠かせないからだ。
最近、少し気にかかっていることがある。投げ釣りをする方なら気が付いていると思うが・・・。
一つは、平塚海岸ではやけに「モクズガニ」が釣れてくる。気が強いカニで、手を出そうとすると威嚇してくる。
川料理に、モクズガニのカニ汁がある。沢山釣れれば、・・それも味わってみたいとは思う。しかし、これを“狙って釣る”というほどには釣れない。
温暖化などによる海の環境変化がもたらした現象だろう。ふっと思い起こせば、10数年前に良く釣れ、カニ網でも沢山獲れた、背中にHマークの付いた「Hカニ?石ガニ?」の姿が全く見られない。・・今では、“まぼろし”になってしまった感さえする。
さらに、以前「タイワンガザミ」と云う“渡りガニ”が釣れたことを書いた。このように、たった「カニ」一つ取ってみても海の中は確実に変化している。
今年は春に、波打ち際海面低く、多くのトビウオが飛んでいるのを見た。小さな海草屑には、その卵が産み付けられていた。仕掛けにからんで付いてもきた。・・こんな現象は今までには無かったことである。
よくよく観察していくと、これからも色々な物や事柄が変化していくのが分かるだろう。そして、チットも釣れなくなってしまったシロギスを追いやる原因が何処にあるのかを、はっきりと見出したいものだと思っている。
早く天候が回復し、海水が澄み、近くで大きめのシロギスが何尾も釣れるよう、・・・ただ、天に祈るのみである!!
気になること −蟹− ??
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執筆者:高澤鱚介