4〜5日、横浜鱚酔会の仲間5人で、南房総へ行ってきた。台風の余波なのだろうか、最初に訪れた鴨川海岸は風が強く波高しで、サオを出すことが出来なかった。
表に面した海岸は何処も同じだったが、小湊海岸は意外と静か。・・我々を歓迎してくれたのか大きな半円を描く虹がかかった。
皆、そこで数尾を釣ったが、群れが小さいらしく1時間ほどで移動した。まだ止まない雨の中、勝浦漁港の堤防でサオを出し、ここでも皆数尾だった。
この日は、雨と風にたたかれ不釣だったが、宿は房総では一番だと言われる館山の「磯料理の宿 伝平」を予約していてくれた。
ほどほどの酒をいただき、美味しい魚料理に舌鼓を打ちながら、久しぶりの歓談で過ごすことが出来た。
翌6日、朝飯前、波左間海岸で投げてみた。6時頃だったか、山本修さんからの電話が鳴り「湘南の各浜は台風の余波を受けてウネリガあってダメだ!・・」との情報が寄せられた。・・・実は、気になっていた平塚海岸もダメな様子で、一安心??
ここでは、型は10〜16センチ級でポチポチと云う釣果で、あまり芳しくは無かった。
朝飯後、波が治まっていることを願いつつ平砂浦へ。しかし、波は高く風もあって喜んでいるのは、大勢のサーファーだけだった。
諦めざるを得ず移動したのだが、今日も表に面した各浜は何処も同じ状況で、一層のこと内房にでもと思いつつ車を進めた。諦めかけていた時だった、香谷(こうやつ)の海岸(砂浜でなく階段状の釣り場)が少し静かで、ここならどうか、やって見ようか!・・という事になった。
小生と川手さんの2人がその階段状の釣り場へ、宇都木さん、中野さん、柴崎さんは右側の小堤にと分散した。
結果、小堤はダ。・・・階段の小生は3連、4連と、2色手前で喰い盛ったのである。
やっと見つけた釣り場に全員が集まり、誰しもが心行くまでキス釣りの楽しさを覚え、釣果を手にすることが出来たのである。
実は昨晩の歓談で、川手さんは皆と比べて釣行回数が少なく、多点バリでの釣りは苦手であることを聞き、「・・・一尾のアタリで上げてはならない。サビいて待っての繰り返しで、重い感じになったら上げる。」・・・そんな講釈をさせて頂いたのである。
実は、彼に5本バリ仕掛けを提供し、彼はその話を思い出しながら試したようである。・・・ そして結果は、5本バリに4点掛けを2度も成功させたのである。多分、彼もこれからは奥方の受けも深まり、釣行回数も釣果もグッと増えるに違いない。
余談だが、今回の横浜鱚酔会の仲間との釣行で、彼らとの歓談の中に、時折聞こえる「横浜市行政の近況」や現役である彼らの苦労話しを聞き、昔勤めていた若かれし頃の自分の姿を重ね合わせとても懐かしさを覚えたのである。
追記
楽しい釣り大量の釣果ではあったが、1点だけ嫌な事実を云わざるを得ないことがある。それは「カルキス」がかなり混じっていることだ。
何時も色々な場所でキスを釣っているが、今年は未だこのカルキスには出会っていない。・・・何故、水質の良い房総の海に、こうも多くのカルキスが居るのかは分からない・・・。 「香谷」と云う地名の言われか?(笑)
横浜鱚酔会 南房総を探索
投稿日:
執筆者:高澤鱚介