2年目となった南アフリカ原産の「トリトニアクロカタ」という球根植物の花が咲いた。
南伊豆釣行の際、松崎のとある食堂の庭に咲くこれを見つけ、頂いて来て育てたものだ。 実は昨年、遅くなってから根上げし植え付けた為に、果たして芽を出してくれるか心配していたのだが、厳寒の中で芽吹き、育ち、つい最近、花芽を出してくれていた。
そして、桜が散った今少し寂しくなった庭の小場所に黄色い花を咲かせてくれている。濃い茶色の花殻に包まれたその先から、思いのほか大きな花で驚かされる。
日本では余り普及して居ないようだが、これは原種だからなようで、はっきり言って、それほど美しいとは言えない! しかし、最近これを土台にした品種改良が進んでいるようで、赤花やピンクのものもあるようだ。
頂いた南伊豆の松崎と違った寒い当地だが、元気良く咲いた花を見ると、温暖化もあってか十分に耐えられそうである。
秋に分球し植え付け、小指の先にも満たない球根から芽が出て花を付けてくれた。これならば充分に、自ら陣地を拡張していくだろう。
開花期は短いが一面に一斉に咲く姿は、まだ花の少ないこの時期に貴重な彩りを与えてくれる。今年は9月頃には掘り上げ、さらに場所を広げて植え付けてみたいと思って居る。
トリトニアクロカタ・・これを検索すると、このブログに掲げた花も幾つか並んでいる。興味ある方、ご覧いただきたい!
追筆
「トリトニアクロカタ」は、神奈川県平塚市にある「花菜ガーデン」に問い合わせ、大変苦労をおかけし判明した名です。しかし、これを検索すると、全く同じ写真に「スパラキシス」と言うのが出てきます。
「トリトニアクロカタ」は原種で、多くの改良種があるようですから、もしかして、それら改良種が「スパラキシス」と呼ばれるのかも知れません。
一人勝手にそう思って居るのですが、お分かりの方が居たらぜひご教授ください!! (コメントの方からお願いします)
「トリトニアクロカタ」が今年も咲きました!!
投稿日:
執筆者:高澤鱚介