大磯海岸での大漁の日から、すっかりその気になって通っているのだが、今日も海に嫌われてしまった。今朝も、午前7時に大磯海岸幼稚園下に入った。昨日より、ウネリは無くなったが、それでも時折大波が押し寄せ、濁りも強い。地元ルアーマンから「底は揉んでない。昨日はピンが釣れてましたよ!一昨日は、ヒネを30尾も釣った人が居たそうですよ!」との話を聞く。心の中で、それはオレよ!!と、ニンマリしながら会話した。
兎も角、一尾でもシロギスの顔を見たく支度を整え、一投する。しかし、何の反応も無い。場所を変えながら数投してみたが、フグはいるが本命はいない。近くで、何人か投げているが、矢張り芳しくない。止む無く、明日、出直しと決め帰路に着く。実は、帰って見たいテレビ番組があったからだ。耐震偽装事件の国会喚問の実況である。
それにしても、とんでもない奴等である。災害から身を守る、安全、安心を期すための法律などが如何に整えられても、それに関係する者が裏をかく。集団で合法的に振舞う。それらをチェックすべき機関も機能しない。更には、バレてしまったら、一斉に責任の擦り合い。被害者に対する救済どころか、計画的に倒産させて逃げてしまおう。だとさ!!
一体どう言うことなんだ。悪い奴がいることを前提に、社会制度は構築されている筈だ。一つの事例だが、今の政治は、今度の建築審査で見るように、行政機関がやることは遅いとか、非合理的だと言い、本来、やるべき所の責任体制や仕事のあり様などの改革には手を付けず、まるで公務員を蔑むような雰囲気を作りながら、何でも、民間だ、民営化だと、安全や安心につながる権限までを民間に委譲してしまっている。私は、今の日本では、社会、経済、政治、文化など、多くの分野において未熟さを感じている。行政制度は改善しなくてはならないが、まだまだ、行政の役目には、社会を先導しなくてはならない多くの役割がある。新しい制度を作るならば、如何に完璧なシステムを講じ、如何にしてそれらを安心安全に運用できるかなど、もっとしっかりと検証してから、実際の運用に移すべきだと思う。
波高し、耐震偽装に憤慨!
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執筆者:東京湾展望台