フグ毒なんか怖くない!!

投稿日:

久しぶりに平塚海岸に行ってみた。サオは持たず、15日に未使用で残った、岩イソメを持って行った。誰か居れば使ってもらうし、居なくば洗っておこうと考えていたのだ。海岸に出ると、何時もの仲間3人が盛んに投げている。この寒中にシロギスの顔を見ることは中々難しい。しかし、驚いたことに諏訪部さんと土井博明さんが、ピンギスながら1尾づつバケツに泳がせていた。水温は15度は割っていよう。テトラが並んだ内側では、このように何尾かは釣れるのだ。今日はフグが居ないから助かりますよ!と土井さん。だが、この岩イソメを付けたらどうだろう?・・もしかして、ヒネが来るかもしれないが、フグは必ず出て来る筈だよ!・・そんな冗談をいいながらも、二人は早速これを付け投げる。・・・・矢張り居た。・・ただし、矢張り、フグであった。大きなフグはヒレ酒の材料だと、大きなハサミを出し尻尾を切り取る土井さん。私のカワハギのヒレ酒を読んで刺激を受けたのだろうか?ふと、気配を感じ後ろを見る。何時もの悪ガラスが2羽、忍び寄っていた。フグが上がった瞬間から、自分にくれるエサだと思っているようだ。何とスゴイ嗅覚、スゴイ目?だろう。土井さんが、ポイッと捨てた瞬間にサッと近寄ってくる。だが、待て待て、その前に写真を撮るぞ!と、カメラを構える。カラスは警戒し、後方に飛びのく。こっちが後ろを向けば、また直ぐに近づいてくる。暫くはこの繰り返しを続け、何枚かを撮る事ができた。ここ、平塚海岸には地付きのカラスが3羽いる。今日は2羽しか見えないが、この2羽は、釣り人とすっかり顔馴染みになってしまっている。繰り返す学習で、すっかり慣れてしまっているのだ。私は昨秋、この一羽にバケツに泳がせていたシロギスを持ちさらわれたことがある。数尾いた中の、一番大きいヤツをである。だから、以来、私は彼らを「悪ガラス」というのだ。仲間の多くも、握り飯や魚のエサなどの持ち去り被害にあっている。土井さん曰く、カラスも人の好き嫌いがあるようだ。僕なんか、何時もエサをやってるから、ニコニコしながら傍に来るよ!と、云う。そう云われれば、私は好かれて居ないようだ。加害者と被害者の関係が、未だ解除されていないから止むを得ない???。ところで、何故カラスは猛毒のフグを食って平気なのだろうか。結論は、他にエサが無いからだとは思う。しかし、考えれば、昔、カラスは、フグだけは食べなかったと記憶している。毒があることを、何故カラスは知っているのだ?と、何時もそう思っていたから良く覚えている。しかし、今のカラスは、平気でこれを食っている。最初に啄ばむのは、内臓(はらわた)である。当然、毒を貯めている卵巣も肝臓も喰っている。皮や身、骨や頭はどうしてるのだろう?海岸で内臓だけは食ってしまうが、本体は、何処かに運んでしまい最後を見届けることが出来ない。一方、釣り人が海岸に残した死んだフグだが、これも好物なようだが、・・よく観察すると、腹に穴を開け内臓だけを食べ、体は残されている。生きてるフグも死んだフグも食べるということは、フグに毒が有る限り、カラスは強力な解毒作用を持つ器官が有るということになる。フグは旨い。肝臓や卵巣などはもっと旨い。しかし、旨いが高くて中々食べられない。だから、カラスは、人様以上の贅沢をしていることになる。・・どうも、分からない事だらけだ。土井さんには、もっとカラスと仲良くしてもらい、そっと、その秘訣を聞き出しておいてほしいと思っている。

Loading





-未分類

執筆者:

関連記事

海難事故・救助活動に遭遇!

 この写真を見て、これが何んなのか?すぐにお分かりだろうか?  これは、先日(11月6日)のカワハギ釣りの最中に出くわしたプレジャーボートの海難事故である。小生にとっては余りにもリアルな経験であり、これを公開することは相手のプライバシーを侵害する恐れもあろうかと、思いためらって居たのである。 しかし、こうした事故は未然に防がねばならない。これを前提に、今、増えつつあると聞くこうした事故の現実を伝えることはブロガーとしての一つの役目なのかもしれない。 また、この事故現場に遭遇し、的確に判断し…

Loading

no image

今日も充実した一日だった

今日は早く、午前5時には目が覚めてしまった。孫娘の水咲達と、二宮駅で9時過ぎに落ち合う事になっていたからかも知れない。だが、それにしても早すぎる。水咲と会えるのが久し振りだったからだろうか。世間で言われるようなジジ馬鹿と言われても仕方ないだろう。・・そう言うものなのだと、自分自身を納得する。昨年亡くした息子秀志の墓は、吾妻山の裾にある浄土宗の塩海山花月院・知足寺にある。寺は、曽我兄弟の墓があることで知られた名刹である。息子の墓は本堂裏の中腹に有り、屋根越しに相模湾が見渡せ好きだった高知の海に繋がって…

Loading

no image

平塚海岸8 午後からもOK!!

 相変わらず、平塚海岸のテトラ周辺で大型が釣れている。今朝方は小雨がぱらついており行かなかったが、それにも負けずに攻めた人は、大型をそれぞれ数尾づつゲットしたそうだ。 雨も上がったので午後の釣りを試してみようと、2時近くにテトラ右に行って見た。朝方喰うポイントを攻めてみたが距離は若干遠のいたものの、4色半辺りで好調に釣れた。釣り人が全く居なくなった海岸で釣るのは寂しいが、キスどもは安心して浅場に寄っているのかもしれない。  型は良く、23センチが2尾と20センチオーバーが6尾、18センチクラスが2尾…

Loading

平塚海岸 台風一過!

型は割り箸サイズ!! 11号台風の去った海岸に行ってみた。波は治まり、昨日まであったウネリは無く、若干濁りはあったもののこれならば充分投げられる。・・しかし、海岸には投げ釣りマンの姿は無く、チョッと寂しい気もした。 何時ものテトラ周辺から外れ、西側の通称「扇の松下」に行ってみた。・・・前回、好釣果を得た場所である。 例の如く、ジャリメの一匹掛けで遠投を試みた。背からの強い北風に乗って良く飛ぶ。飛距離は7色を超え、8色にまで掛かったから驚きである。風のお陰と言えど、こうも飛ぶと気持ちが良い。…

Loading

1.2?軸アームにも「接ぎ穂」が!!

1?アーム軸にSUS304-0.7?と1.2?アーム軸に1.0? SMABを接ぎ穂  新しく造った異口径スリーブを使ったテンビンオモリのアーム替えが綺麗に仕上がるようになった。 特に、これまで難しかったダイワ・トップガン、景山・Tg18の1.2?アーム軸にも、これからは「形状記憶合金:SMAB」や、0.7?径の細軸を「接ぎ穂」することが可能となったことは大きい。 今、多くのトーナメンターが、タングステン・シンカーの軸やアームを7〜12?と短く改造しているが、「異口径スリーブ」の出現によって…

Loading

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ