今日は早く、午前5時には目が覚めてしまった。孫娘の水咲達と、二宮駅で9時過ぎに落ち合う事になっていたからかも知れない。だが、それにしても早すぎる。水咲と会えるのが久し振りだったからだろうか。世間で言われるようなジジ馬鹿と言われても仕方ないだろう。・・そう言うものなのだと、自分自身を納得する。昨年亡くした息子秀志の墓は、吾妻山の裾にある浄土宗の塩海山花月院・知足寺にある。寺は、曽我兄弟の墓があることで知られた名刹である。息子の墓は本堂裏の中腹に有り、屋根越しに相模湾が見渡せ好きだった高知の海に繋がっている。縁あって恵まれた墓で、墓石には「天佑あれ 秀望洋の 遥かまで」と刻んだ。意味合いは全ての世界に対して、天佑があってほしい・・そんな意味を込め私の詠懐である。嬉しいことに第二十代の方丈を務められる相馬宣正住職が、ここに紅字の落款印を押してくれた。水咲はまもなく3歳になるが以前から父親の墓に手を合わせ、片言ではあるが「南無阿弥陀仏」を言えるようになっている。墓参りを済ませた後、平塚に戻りOSC湘南シティに行く。今度は、宗教を別としたクリスマスのプレゼントを買いに行くためだ。サンタさんが、寝ている内に煙突から入って来る・・などの夢を与えることは出来ないので、現実路線でいくことにした。「ママゴトお買い物セット」と、フード付きの防寒着をプレゼントした。帰ってから、早速、荷を解く。お買い物のセットだから、当然水咲が売り子で、我々が買い物客となる。オシャマな水咲は、誰かと買い物に行った経験を一生懸命思い描きながら、売り子になり切ろうとしている。健気な態度が何とも可愛らしい。午後1時過ぎ、例の「日々釣老会?」の忘年会に行く。平塚海岸で釣りする仲間で、私は今年から仲間入りをさせてもらった新米の一年生といったところだ。実言うと、そんな会は無いのだが、長老である田中実さんを勝手に会長と呼び、今日は会長宅の車庫兼工房を会場として、幹事長である山口茂さんの呼びかけで6人が集まったのだ。奥さんに迷惑が掛からない様に、一品持ち寄りとしたが、気配りが行き届いた奥さんの手料理にすっかりと良い気分。奥さん作のトン汁と花魁マメの甘煮は絶品。矢部さんが持参された奥さん作の韓国料理のチジミ等も旨かった。テーブルに並べられた肴と言うか?料理は面白い。大福あり、ローストチキンあり、刺身あり、沢庵あり、ごぼう煮あり、サラダあり、そのほか多数。まるで、デパ地下食品街並である。持ち寄った、黒糖焼酎、ジン露、百年酒などのアルコールで、話も弾み大いに盛り上がる。交わす言葉は流石に年長者の語らい。一言一言に重みとユーモアを感じさせられた。私は、孫娘との約束があり、5時には退席させてもらったが、皆さんが何時に解散したかは知らない。もしかして、今、9時を過ぎたが、未だそこに居るのなら、もう一度顔を出したい。・・・そんな余韻を残した忘年会であった。