今日は少し裏話をしてみたい。「第14回チャリティ湘南ひらつか投げ釣り大会」が6月4日に開催される。今日、実行委員会が持たれ、出来上がったポスターや大会要項を協賛団体や後援団体に送付する準備を整えた。明日からは協賛してくれた釣具店に、多めのポスターや要項を配布しなければならない。ここら辺が大会開催までの丁度、中間点ということになる。大会はたった1日で終わるが、この準備は3月当初から開始する。資金手当てのための協賛金の確保には、役員全員が手分けし頭を下げてこれを取り付けてくる。いわば、準備、準備に追われるところである。これを先導する清水英夫事務局長の苦労といったら、人並みでは出来ないくらい忙しい。時には、自らの仕事をさしおいて頑張らなければならないこともある。ここに、感謝の一言を言わずにはなるまい。この釣り大会の始まりは、相模湾に活動する平塚サーフFCの創設30周年を記念して開かれた大会である。次年度には情熱をもった釣り仲間が集まり、実行委員会を立ち上げた。途中、去った仲間、逝去された仲間も居るが、活動の意味合いを知った仲間が次々に参加しフォローしてくれ、今に続く。初回の記念大会ではクラブ員外の私だったが、釣り仲間として当初よりこれに関わることが出来た。大会の企画、組織のあり方、資金の集め方、後援団体の取り付け方、広報媒体への告知依頼等々、実に色々な課題や問題に関わらせてもらったものだ。今では全員21名の役員が、初回のチャリティの位置づけを守りつつ地道な活動をしている。釣り大会といえば、大概は、市町や観光協会などが「まち起こし」を狙って開催する例が多い。だが、釣りを通じて何か社会貢献をしたいという釣り人が、ボランティア活動として情熱をもって運営する例などは他に見ない。毎年、多くの釣り公望が集まるが、その数は家族を含め500人を下らない。何処から来たか?を問えば、市外、県外の方が今や6割を超える。平塚海岸が、欠かせない自然への接点となっていることが良く分かる。チャリティと言う位置づけが、行政等からの補助金を困難にしているようだがそれはそれでよい。我々が「出来るだけ」を頑張れば良い。無関心な釣り人に釣りマナーを知ってもらう。老人の健康や生きがい、健全な青少年の育成、ひらつか観光・・等々の一助になればそれでよい。ちなみに、昨年までに集められ、贈られたチャリティ基金は300万円を超えることが出来、これまで平塚市の社会福祉基金を始め、鳥類保護基金、湘南海岸をきれいにする会、阪神淡路大震災などなどに贈られた。金額は僅かではあるが、それぞれが目的にそって使われ、一歩でも前進してくれればそれで満足である。