昨日、午前3時から千葉県の富津岬の砂浜を狙って釣行した。平塚からは意外と近いことを再確認。殆んどが高速道で、所用時間は僅か1時間30分ほどである。目指したのは、浦賀水道側の海水浴場から岬に向かって延々と続く遠浅の砂浜。今ここで大釣りが続いており、2色以内で80〜100尾。型も、20センチクラスが揃うそうだ。そんな情報を聞いたのが、釣友の二宮敬司さん。彼から、前日の夕刻誘いを受けたのである。途中で東京の釣友関澤さんと待ち合わせ、午前4時30分海岸に着く。暫らく情報交換をし、第1投は明るくなった午前5時30分。しかし、居ない。遠近探るがさっぱりである。ならば、歩くしかない。しかし・・歩けども、一向にアタリは無い。何時ものパターンなのか?3日前までは良かった、昨日までは凄く喰ったのだが・・と言う話。・・釣りの中では常識ではあるが・・・。出会った地元のベテラン氏の話しでは、確かに29日の水曜日までは釣れ盛ったそうである。しかし、昨日はピンギスが2匹しか釣れなかった。今日も全く居ないと言う。最後の賭けと思い、小さく返す波の裏、力イトの範囲を探ってみた。ガツーン!!・凄いアタリに目が覚まされた。こんな所に居たのだ。続いてまた1尾。・・それならば波口の拾い釣りしかないだろう。波口の深みをたどり、岬に向かって歩いてみた。そんな中、海岸中央部で、他より深みのある所を発見。期待したとおり、ここの1色に群れがあったのである。最高4連もあり、ここでじっくりと構えアタリを楽しむことにした。11時30分終了。期待ほどは釣れなかったが、それでも30尾に近かったろう、それにしても、ほんのチョイ投げでのアタリは凄く、面白さ楽しさを倍にも感じさせてくれた。獲物は、久々にサオを出したと言う釣友に進呈。次回は何処に行こうか・・など、釣りロマンを語らいながら帰路についたのである。シオメ(汐メ)に出会う!!ご存知だろうか?30数年の昔に使ったシロギス釣りのエサである。江戸前で使われたエサで、湘南にも一時置かれていた。しかし、良く喰ったという印象は薄い。地元で出会ったベテラン氏が沢山持っており、分けてくれたのである。ガンガン釣ったエサはこれで、地元の人は誰もが自分で掘りに行き、ジャリメなどは買わないそうな。ミミズそっくりで、見た目は赤く頭の方にリング状のコブがある。大きさはジャリメくらい。匂いもミミズ臭い。流れ藻が砂にうずもれ、腐っていく中に生息しているそうで、汽水域にいるミミズと言えそうだ。今日、平塚海岸で使ってみたが、決して芳しくはなかった。地のエサは地にしか通用しないと言うことも聴く。未だ生かしてあるから、もう少し試用してみたいと思っている。