女房に、2回(日)も3回(日)も続けることの表現に、2連チャンとか3連チャンとか言う言葉があるが、そもそも“チャン”とは何なのか?と訊ねてみた。
さあ、もしかしたら、マージャン用語じゃないかしら?と言う。
分からないままカナで打って、漢字転換してみた。・・正にマージャン用語だった。久しくやってないが、そう云えば確かにその昔、良く聞き、良く言った言葉であった。
何が言いたいのか!・・そう、鱚介オリジナル工房の作業が一段落したのを幸いに、中1日開けて5連チャンで投げ釣りにはまっている。昔は、あたり前のように何連チャンも釣りにはまり少しも珍しくは無かったが、最近は本当に久々である。・・・エサはまだ残っている。・・明日、行ったら・・6連チャン?
25〜26日は、前回書いたようにJ軍団での三浦海岸だったが、一日休んでの翌28日は、元仕事仲間と伊豆熱川を攻めてきた。
毎年、真夏のギラギラする太陽の下に群れる熱川海岸のキスは凄い。
・・とは云っても、今回は少し時期を外してしまったようだ。濁川の払い出しで数尾釣ったが、それ以上期待はできなかった。そこで少し西側の片瀬白田の小突堤に行ってみた。やはりここは居た。ほんの2〜3色で18〜20センチが大当たり。僅かな時間の中、全員がまあまあの型を20尾ほどゲットできたのである。エサは、ジャリメと東京スナメどちらでも良かった。
翌29日、前日の残りエサ(東京スナメ)を持って平塚海岸に行ってみた。情報では、早朝と言うことだったが、この日の午前中は雨。やむなく午後、雨の合間を見計らい、上げ潮をねらいビーチパーク下のテトラ東側に入ってみた。午後に釣りをする人は極端に少なく、ここにも釣り人の姿は無かった。ゆっくりと投げられそうだ。
最初の一投、5色丁度で、ダブルできた。型も20せんちクラスで気持ちよ〜く魚信を伝えてくれた。私より少し遅れて釣友の山田さんが来る。同じ思い、雨上がりを狙ってきたそうだ。2時間ほど二人で競演・・私の結果は13尾。帰ってから早速、これも久々の昆布ジメ料理に取り組んだ。
そして今日、先日来少し硬めの竿(キススペBX)を使っていたためか、足腰に違和感がある。こういう時ほど身体を鍛えねばならない。・・と、情報に従って、午前6時に渚に立つ。肩をほぐしつつ6色まで投げるが、しかし一向に魚信は無い。ならばと、得意のチョイ投げで1色の波裏を狙ってみた。・・正に凄いアタリだ!!・・こんな所に居たのか??・・何と23センチくらいの太ったヤツが上がってきた。続いて、20センチクラスが3連・・・驚きである。
しかし、こうした釣りは長くは続かない。場所を変え遠近投げ分けるなか、時にポチポチっと喰いが立つ。
この頃から雲が厚くなり、雨がポツりとやってきた。丁度時計が10時を指し、予定の引き上げ時間も来てしまった。
この日の釣果は11尾。型は揃っており大いに満足した気持ちでサオをたたむことが出来た。今夜は釣りたてのキス出なければ味わえない、身のふっくらしたフライにしてみよう・・。
平塚海岸では、ピンギス(秋ギス)が混じり始めた。また、良型は子をはらんでいる。まもなく、全面ピンギスとなり、卵を払ったヒネは一旦沖に去り喰い止まる。そして、少し水が冷えかかる頃、いよいよ秋本番となる。これが何時ものパターンだが、釣れ続いた湘南海岸の今年、果たしてどんな秋本番になるのか楽しみである。
久々の三連荘
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執筆者:高澤鱚介