6月8日、第16回目のチャリティ湘南ひらつか投げ釣り大会を無事終了した。参加者は246名。報じられた雨模様が影響したのか、例年より100人以上少なかった。だが、早朝のしとしと程度の雨は時間と共に薄曇となり、過ごしやすい一日となった。
釣果の方はあまり芳しくなかった。しかし、トップ2人のシロギス11尾55点は大したものだ。また、釣りを始めて間もない青年が27センチの大モノをゲットした。釣りで良くあるビギナーズラックそのものだ。小生が、エサのつけ方をチョッと教えた直後のことだったそうで、後から聞いて、ああ良かった!とつい私まで嬉しくなってしまった。
恒例のゴミ拾い。川から流れ着いた1トンもの不燃ごみが集められた。今や環境保全への取り組みもあたり前になってきた感がある。家族で来られた方の多くは、釣りする者とゴミを収集する者とに別れ、中には、“ゴミ拾って結構楽しいものですよ!”と言った言葉さえ聴かれた。
この日は、NHKやSCNのテレビカメラも入り、釣り雑誌の記者達も重いカメラを抱え取材に走り回っていた。なお、NHK・TVでは、昼の時間帯に放映されたとのこと。・・参加者や役員等は誰も見られなかったのが残念であったが・・・。SCNでは、近々「湘南情報局」で放映が始まると聞いているので見てほしい。
一方、参加者の住まいを区分してみたのだが、意外なことが分かった。地元平塚の住民は何と全体の25%でしかなく、平塚を除く県内が64%、県外の方が13%だった。
このことは、如何にこの大会が平塚観光に役立っているのかということである。また、海を持たない郊外部の方たちの“海への憧れ”も感じられる。・・とは言いながらも、市民の貴重な財産である、この砂浜海岸の保全や活用に対する行政の取り組みは疎か、お粗末そのものではないだろうか?っと、ついつい思ってしまう。
最後は、寒川町から家族4人で参加した方のお話し。結果は、娘さんが、真っ赤な折りたたみ自転車、奥さんがフリーデンのハムソーセージの詰め合わせセット、旦那さんと息子さんもそれぞれ賞品をゲットした。一言加えると、この家族は前日の土曜日、事前の偵察と釣技の練習のために、4人で揃ってここに来ている。その時、何とも微笑ましく、また、強い絆を持った家族だろうと感じていた。娘さんに投げ方のコツを教えもし、大分上達したとの声も聞いたが、果たして本番ではどうだったのだろう・・?
こうした姿こそ、この釣り大会が望む姿である。これからもそっと見守りたいと思っている。
チャリひら・投げ釣り大会
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執筆者:高澤鱚介