富津岬で久々に見たシオメ(汐メ?)について書いたところ、早速、釣り大好き先輩の生物写真家、久保秀一師匠(私のカワハギ釣りの師匠)から一報頂いた。折角だから、もう少し詳しく解説して頂こうと思う。以下、頂いたメールである。鱚介さまシオメ・・・・イソミミズの事ですね。子供の頃はウミミミズとも云っていたように思います。小学生の頃、ハゼやボラ、ウミタナゴを釣る為の最初の仕事は餌のゴカイ掘りでした。その日も引地川の河口でゴカイを掘っていると怖そうなオジサン達が寄って来て「子供はゴカイを掘ってはダメだ」「ハゼを釣るならミミズを使え」・・・怖いオジサン達は掘ったゴカイで飲み代でも稼いでいたのでしょう。何しろ海の釣り餌と云えば「ゴカイ」と云う信仰が根強かった頃ですから、ウナギやフナを釣るミミズでは海の魚は釣れる筈も無い・・・と、友人と大いにムクレタのをおぼえています。「ミミズはミミズでも海のミミズだから大丈夫」と云われて砂に埋もれた海草をひっくり返して使って見るとなるほど釣れました。それでもゴカイが餌だったら倍は釣れただろう・・・と・・。イソミミズは分類学上正真正銘ミミズの仲間です。ブログに書かれている「リング状のコブ」はミミズの特徴である環帯、釣り人はハチマキなんて云っていますね。20年ぐらい前にある図鑑の仕事でイソミミズを探したのですが、子供の頃に採った場所では見つかりませんでした。・・とのことです。余禄ですが、我が師匠、生物写真家「久保秀一(クボヒデカズ)」さんのことを・・もし、お知りになりたい方がいれば、ヤフー等で検索してみてください。素晴らしい写真作品が沢山見られます。もっと探していくと、「面白い釣りや魚料理に関した作品」にたどり着くかもしれません。忘れていた少年時代の夢が再び見れるかもしれません??