昨29日、村越正海さん主催の「2012忘年カワハギ釣り会」に参加させて頂いた。
釣り宿は、何時もの三浦半島小網代の「丸十丸」。この日の参加者は32名、村越正海さんと親しくされている著名な方が多く、作家の北方謙三さん、夢枕獏さん、冒険家の風間深志さん、全日空の伊藤社長さん、GTレーサーの高木真一さん、モデルの吉川ひとみさん等々が居られた。
普段、中々傍には寄れない方ばかりだが、この日ばかりは、釣りが?カワハギが?結ぶ縁で、お互い皆が親しく少年に帰ったようなニコヤカな顔ばかりだった。
釣りは2艘に分乗し深場を中心に釣ったが、北の強風が吹き喰いも厳しくあったものの、誰かが釣れる度に賑やかな声が飛び交わっていた。
表彰式は船宿近くの会館で行われ、先ずは丸十丸さんから提供された「熱い煮込みうどん」で体を温めさせていただいた。
結果は、20尾を釣ったザ・フィッシング制作会社プロデューサーの矢島さん(写真中央)が優勝、2位は我が師匠である生物写真家の久保さん(左)、3位はダイワフィールドテスターの西野さん(右)、同じ3位には主催者の村越さん、和竿師の早坂さんが居た。ちなみに、小生は13尾で6位に入賞できた。
余談だが 実は2週間前、この日のためにと云うか、平林潔さんと汐よしの早坂さんの「和竿で釣るカワハギ」取材(釣誌・釣り情報)に、師匠ともども参加させてもらった。 だが、その日は全く振るわず惨憺たる目に会い、一時はもうカワハギは止めようかとさえ考えていたのである。・・そんなことから、この日が我がカワハギ釣り運命の分かれ目でもあった。
不振からの脱出は一つだけ、今までの自分の釣りを捨て、忘れてしまう事しかない。そんなことで、竿を以前師匠から頂いたカーボン製に代え、仕掛けは全て師匠と同じものに変え、竿の上げ下げスタイルまで全てを師匠に真似てみたのである。
結果はOK!!・・13尾も釣れてしまったのである。実は、後半の一時、1尾差まで師匠に近づいたのだが、最後に引き離されてしまった。・・現実は甘くない。でも、それなりに追い付けたのだから、師匠には大いに感謝している。
・・多分、師匠としても老いた愛弟子がそれなりの釣果を得たのだからきっと喜んでいてくれるだろう。小生にとっては、次回もう一度人並みに釣れればカワハギ釣りを続けたいと思っている。
ここで強調したいのは“不振からの脱出は初心に帰ることだ”・・・投げ釣りの世界でも同じなのだ!と改めて云いたいのである。
・・・明後日に迫った正月、我が巳年の人生も6回めの脱皮を迎える。何時までも柔軟な思考を持てるように、健康で前向きに行動することを心掛けたいと思っている。
今年最後の釣りが楽しく有意義に納竿できたことに対し、釣友の皆さんに感謝しつつ今年を終わりたい。
忘年カワハギ釣り会
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執筆者:高澤鱚介