平塚海岸 美しい砂浜を土石で埋め立て−10

投稿日:

 台風4号が、遂に、養浜事業の美名で構築したゴロタと泥土で造った堤を崩し始めた。 工事後、表層土は、雨で洗われ表面的には砂で盛られた様相を見せていたが、そこにはアシやススキなどの雑草が茂り、遠方からも異質な風景を作り出していた。 こうしたさ中、地元の太陽中学校では、海岸にハマヒルガオなどの海浜性植物を増やすべく、学生らが皆で苗の植え込み作業を行ったと聞く。・・・こことは地続きの東の海岸で・・・。 この矛盾は一体何なのか?一方では、それも行政自らが美しい砂浜の破壊を、公共事業の名のもとに公然と行っているのである。これまでと同じように、砂を持って土手を築けば、今では立派な海浜性植物はよみがえり、そろそろウミガメの産卵もある筈だ・・・・。 小生のこのブログでの指摘もあって、県(平塚土木事務所)は、埋め立てた中から大きなゴロタ石だけは取り除いたが、海や砂浜を汚すドロはそのまま放置されていた。 何度も何度も、このことに対し指摘し改善を求めたが、一向に理解できる回答もそれ以上の工事も行われなかった。 それが今回の台風4号によって無残にも崩れ始め、海を濁らせ海浜にドロや石をまき散らせている。波で削られた土堤は、まるでグランドキャニオンのような様相をした急崖状の土堤となって、人への危険をさらけ出している。  取りきれなかったゴロタ石は散乱し、雑草や雑草の根が砂浜に流れ出し、泥土は河川からの泥水と一体となって海を濁らせている。 県は「今後、養浜材(特に細粒分)による海浜の粒度構成の変化などを追跡調査し、これからの養浜材としての活用に向け、検討データとして収集して参ります。」との回答を寄こした。しかし、小生にはその云っている意味は分からないし、そんな逃げ口上で誤魔化しているとしか思えない。 こうした現状を、今、所長以下担当者らはどのような感覚を持ってみているのだろうか???追 記 この工事や疑問等について、小生宛のコメント欄でお尋ねいただいても結構ですが、どうぞ、事業主体である神奈川県平塚土木事務所の河川砂防第1課にお尋ね頂いた方が、より真実が明らかになると思います。?:0463−22−2711

Loading





-未分類

執筆者:

関連記事

ちっちゃな懐中電灯・・

カラーは5色! 以前、チョットした機会があってLEDの小さな懐中電灯を造ったことがある。数年経つが、未だに暗がりの早朝の浜辺で役立っている。 そろそろ新しいのに更新したいと思っていたさ中、タイミングよく通販ショップから誘いが・・・。  何時も鱚介工房を応援頂いているお得意様には何のサービスもしていない。工房の通帳を見たところ、少しだけ余裕が・・。ならばと、・・宣伝用という事で100個ほど造ってみた。 LEDは3眼だが、これが実に明るい。重さは22グラム、長さは6センチ、電源は極小のボタン電…

Loading

no image

鱚介・・工房 開店しました

オモリホルダー「オモリュック」は、鱚介オリジナル工房の商品第1号なのです4月15日に「鱚介オリジナル工房」のホームページ開設と、「鱚介オリジナル竿立て(KORSS)」のネット販売を開始する旨、事前告知致しましたが、今日、ここに開設出来たことをお知らせいたします。何せ、やる事、なす事みな初めての経験です。このHPの開設に当っては、釣友であり、我が息子のような釣りの後輩が仕事の合間を割って創ってくれました。とても感謝しています。この場を借りて、彼と彼のご家族に御礼を申し上げたいと思います。HPをご覧頂き…

Loading

no image

青野川のハゼ!!

 昨日、南伊豆・青野川に、後輩の角田清志君とハゼ釣りに行ってきた。 ハゼと云えば都会から流れ出る川と海が合流する、濁った吃水域で盛んに釣れる魚と云ったイメージがある。 ところが、ハゼ・マニュアにとって神聖地と云われる南伊豆の弓ヶ浜に注ぐ“青野川”の雰囲気には、全く都会性などを感じない自然の流れの中での釣りである。 同行を予定した我がカワハギ釣りの久保師匠は、自然の摂理に沿って芽吹く「クルミ」の発芽を、時間ごとに追って写真撮影と云った難しい仕事が出来てしまい、残念ながら行かれなかった。植物や昆虫を専門…

Loading

下から 軟、中、硬

真打ち「鋭感一直」です

s 11月25日のブログ記事にこんなことを書きました。【いま、投げ釣り用のテンビンを試作している。シンプルイズベストを追及する中で、これ以上シンプルで、しかも楽しめるテンビンは無いと思う。関西の釣友か …

Loading

no image

ダメ・シーズンの始まりか?

今日、小田原市の国府津海岸に行ってみた。何時もより遅い釣り始めとなってしまった。何故遅れたか・・暇が無かった訳ではないのだが、ここには二つの理由がある。一つは、暮れの高知で痛めた首と肩の痛みが未だに残っていたことと、高知での大釣りのカルチャーショックから、釣れないことを前提とした釣行に気が乗らなかったからである。しかし、正月2日、釣友達がここでとても良い釣りをしたのを現認しており、痛みと気に勝ったら、是非来ようと思っていたのである。同行者は山口茂さんと船見義雄さん。二人は何時も釣りには前向きで、今…

Loading

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ