昨日、南伊豆・青野川に、後輩の角田清志君とハゼ釣りに行ってきた。 ハゼと云えば都会から流れ出る川と海が合流する、濁った吃水域で盛んに釣れる魚と云ったイメージがある。 ところが、ハゼ・マニュアにとって神聖地と云われる南伊豆の弓ヶ浜に注ぐ“青野川”の雰囲気には、全く都会性などを感じない自然の流れの中での釣りである。 同行を予定した我がカワハギ釣りの久保師匠は、自然の摂理に沿って芽吹く「クルミ」の発芽を、時間ごとに追って写真撮影と云った難しい仕事が出来てしまい、残念ながら行かれなかった。植物や昆虫を専門とする自然相手のプロ写真家としての宿命なのかもしれない。 今回2度目である小生、青野川に対する知識は無い。・・場所は、久保師匠から教わった新湊橋を渡った先にある、竹痲郵便局の手前にある河岸に行って見た。 日曜日だと云うのに釣り人は居ない。散歩する地元の方に様子を聞くと「づっと釣れている」そうで、この場所が一番良い釣り場だとも教えられた。 さっそく釣り開始、30メートルくらいに投げ、待ってはサビいてキスと同じような誘いをくれて見た。 ・・・グググッツ!強いアタリが竿先を揺する。感じから云ってキスとは異なるが、手近に来る魚信はかなり強烈だ。・・水面に浮かんでも必死に潜ろうと暴れもする!! 連続してバンバン釣れるということは無かったが、ぽっちりぽっちりと飽きない程度に釣れ続き、そろそろ30尾は超えたろう!! 時計も11時に近づいたため終了することに・・。 ここでチョット、道具などを記しておこう。竿は、子浦での大物キスのチョイ投げ用に買ったダイワのDスマーツ904TM。リールは、セルテート2506H、ラインはPEの0.8号。仕掛けは、自製の軽量テンビンに5〜8号のナス型オモリを付けた。 そして、大事なハリス仕掛けだが、ハリはちょっと珍しい「もりげん」の「キスZ」と云う「ネムリ針」で、8号、9号、10号を選んだ。大きな口のハゼには大きなハリの方が掛りが良いしネムリ針は外れにくい。また、川底の小石等の根掛りを避けるためにもネムリ針は有効であるとみた。 フロロの1号ラインで、仕掛け全長は90?。・・下から30センチに5センチ長のエダスを付けた2本バリである。 ・・・気になったのは、仕掛けの長さである。キスのようにハゼは走ることは無く、長めの仕掛けでは掛りが良くないと見た。むしろ、短く、90センチでも長いのかもしれない。1本バリでも良いだろう。そしてエサだが、ジャリメとアオイソメを用意したが圧倒的に青イソメが良かった。 一般には易しい釣りとは言え、この道の達人たちにとっては決して易しくは無い筈だ! そうしたベテランから見れば小生などはマダマダ、ビギナーの域でしかない。 でも小生だって探究心はまだまだある。これからもっとこのハゼ釣りを楽しみたいと思っている。 帰宅し、明日のテンプラ用にと捌きこの日を終わった。頭と中骨は唐揚げが旨いと角田君から聞いた。これも大事にストックしておいた。 余談だが、角田さんとの話で、今日は青野川のハゼを30尾、西伊豆仁科大浜で小ギスを30尾釣ろうと約束していた。青野川ではこれを達成したため、昼はコンビニ弁当を買い車中でとりながら移動・・。 ・・・だが、大浜は荒れた後のようで、濁りが漂い波の状態も悪く、当然、居る筈の釣り人の姿も皆無だった。 ・・しかし、でも?・・と、数投してみたが全くダメだった。・・釣りって、欲張るとこんなモノなのだ!!