新型コロナウィルスの予防対策で、湘南の海まで遊ぶことが規制され始めてしまった。主として葉山や江の島周辺のサーファーのようだが・・。どうやら、波間に浮かぶのは良いが、道中の車の混雑、駐車場、着替えの場などが「蜜」なのだという。
釣りの方だが、これは言われてはいないが、海で遊ぶなと言われればその範ちゅうに入るかも知れない。
小生にとって、平塚海岸で投げ釣りをすることは、日常の生活の範ちゅうにある。しかし、それでも後ろ指をさされるのであれば止む負えまい。「家に居ろ!」と言う画一的な要請に従うしかない。
因みに、通い続けている静岡県南伊豆の釣りだって生活の範ちゅうにあるのだが「県外に越境するな!」と言われれば、これも受け入れざるを得ないのだろう。
何はともあれ、新型コロナウィルスと言う悪魔には、早く去ってほしいと願うのみである。
そんなことで最近は家に居る。・・・狭い工房に閉じこもってテンビンを造っている。先に発売した「真打ち−アグレ」の評判が良い。ただ、現在発売中のモノは、ステンレス線が0.9?径と1.1?径の2種類で、その中間径の1.0?径を、是非造れ!との声が強いのである。
そこで、今造っているのは、当然、1.0?径の「真打ち−アグレ10」である。
難しいのは、スリーブを通して曲げる工程である。曲げは2回ある。最初は、治具にセットして同じ角度に簡単に曲げられる。・・が、金属ビーズ、スイベルスナップを通してからの2回目が厄介なのだ。スリーブを噛ませての曲げは、軸と水平にしてヤットコで挟み、勘を頼りに一定角度に一挙に曲げなければならない。
・・・で、今回は100本ほど造っているが、今やっとそれらが終り、最終段階である仕掛け側の丸目(アイ)を造っている。これが終れば、後は丸目(アイ)の閉口をハンダすれば完成する。
出来上がり次第、鱚介オリジナル工房の作品に加え発売する。因みに、価格は3種共に同じとしたい。
キスの投げ釣りは始まったばかりである。テンビン「真打ち」シリーズの最後の逸品になるかも知れないこの「真打ち−アグレ」、優れた機能を是非お試しいただきたい。
「真打ち−アグレ10」作成中!
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執筆者:高澤鱚介