5日に南伊豆外浦でマアマアの釣りをした後も、連日のように釣りに出かけていた。・・・しかし、振るわない。まるで、神も仏からも見放されたような不釣続きである。 8日、宇都木朗君と南伊豆へ・・。彼が新しく購入した「スバル・レガシイ 25GT」の乗り心地を楽しみながら出かけたのだ。しかし、西の強風の中、河津、外浦、九十浜、河津、川奈と探し求めたものの釣果はほんの数える程度だった。 12日、既報の通り、梅沢海岸でこの期としては良く釣れた。ヒネ混りでの20尾が出来すぎだったのかもしれない。 15日、再び梅沢へ。9時頃までやって小ギスが8尾、後から来られた植田さんに座を譲って帰宅した。・・が、聞くところ、間もなく網船の接岸があり追い出され、全く釣りが出来なかったそうである。 16日、村越正海さんに誘われ、金沢八景の「荒川屋」主催の年末キス釣り大会に参加。聞きしに勝る強者ぞろいの中、勝敗などは別世界だと心得て釣りに専念はした・・。 しかし、案の定、全くの不釣で終わった・・。東京湾での釣りは初めてだったが、原因は新調した竿が全く合わなかったという事にしておきたい。・・手元から半月を描くような胴調子の竿で、魚が喰っても竿先のピリピリも出ないし、手元までアタリが伝わってこないのである。・・釣れたのは、極端に言えば、ハリを飲み込んで暴れたキスだけだった。 隣の常連さんは「胴付き仕掛け」で、空なしで釣っていた。あまりの見事さに感心しながら、また、我が下手くそさにも改めて感心しながら・・の、みじめな釣りだった。 18日、余った沢山のエサを持って梅沢海岸の堤防に行ってみた。かなりの波けがあり、時折寄せる大波が堤防を洗っていた。 それでも安全を見計らって数投したが、まったくアタリは無し、フグにハリを取られるだけだった。 ・・・止めて宮嶋屋釣具店に行く。電話で、村越氏は波が治まった頃を見計らって覗きに行くと聞く。 ・・・10時30分ごろ、再び梅沢に・・。 波は治まったが、釣れる気配は感じない。それでも挑戦してみた。・・キスは村越さんの小ギス1尾のみ・・・。こんな悪条件の中、さすがであった。 昼ごろ、東京から正木烝司さんが黒い大型のベンツで到着。春に、大分に同行させていただいた御仁である。 過日、ここで大ギスを可なり釣った味が忘れられず、波が高いことを承知で来られたのだった。 数人の地元勢も交じってYYGGと釣りをしたのだが、釣れたのはキビナゴを付けての「カマス」が数尾だけだった。 もちろん小生のキスは最後までダメ。カマス釣りも真似てみたがこれも全くダメ。・・所用があって先に引き上げた。 19日、昨日のことである。丸十丸でのカワハギに挑戦してきた。「釣り情報」誌、「和竿で釣るカワハギ」の取材に久保秀一師匠と同伴させてもらったのである。 主たるメンバーは、超ベテラン釣り師:平林潔さんと横浜和竿:「汐よし」の早坂さん。 ここでも、凄い技をまざまざと見せつけられてしまった。大小さまざま、次から次へと上げていくのである。手返しは早く、誘いにはリズムが感じられる。・・・そんな釣りである。 ・・相変わらず、小生の迷いは治まらない。・・何をどうしようとも全く乗ってこないし、喰わせてもバレてしまうのだ。今年2回目だが、前回の学習すら出来ていない。 もっとも、まだまだ授業料の支払いが足らないのだろう。 …諦めの言葉を探すのに苦労した。ただ、何尾釣れたの?・・と聞かれたら「聞かぬが武士の情けですよ!」との答えだけは用意していた。・・でもね!どなたも大のベテラン釣り師達、そんな愚問は無かった・・のです。 釣りを終えたころ、今日もかなりの釣果を得た久保師匠から「仕掛け一式」を頂いてきた。次回には、今持っているすべてを捨てて、これに倣ったものを作ってきたいと考えている。それに、早坂さんから、大きなカワハギを数尾頂いてしまった。(帰宅し、女房にこの事実は報告済み・・) 早めに熱い風呂につかり、少しだけイモ焼酎を飲んで床に入った。だが、何故、何故、釣れなかったか??を考えてしまい、中々寝付かれないままこの日を終えたのだった。