「アワビ巻」で美しく化粧した鱚介オリジナルの竿立て、これを更に高級感と温かみを醸し出すのがケヤキ材の「竿受け」です。 在庫を切らせていましたが、ようやく新しいものが完成しました。これまでの「竿受け」は、伝統工芸品として高度な技術を持った木工職人の手によって一品ずつ造られたものですが、残念ながら今やこれを手造りできる木工所も無く、職人さんも居なくなってしまいました。 しかし、時代は変わり、今ではコンピューター制御されたNCルーターで造ることが出来るようになりました。詳しいことは分かりませんが、今回新たに造った「竿受け」は、5軸・3軸制御NCルーターを使って3次元加工が出来る最新技術を持った、山形県のある木工所に依頼し造ったものです。・・・見事に、美しく仕上がりました。 今、釣り具は自らの好みで手造りする方が増えつつあります。砂浜に立てるサンドポール(竿立て)、クーラーに付ける竿置き・・、でも、これぞ欲しいな!と思う「竿受け」はなかなか見つからないものです。 当工房では、本来完成品を造ってお渡しするのですが、お客様からの強い要望もあり、この新しい「竿受け」を部材としてではなく、完成された一つの品としてお売りすることにしました。 なお、ポール(シャフト)とジョイントする際の嵌め込み口の径は16.5mmです。ちなみに、一例ですが、古いゴルフシャフト(ドライバー)のグリップを外し差し込むとピタリと合います。クーラー用の竿置きとしてもお試しください。 販売価格ですが、以前一時発売していたモノは手造りのため2500円と高価でしたが、今後は量産可能となったため、1個2160円(税込)と致しました。 小田原市酒匂の宮嶋屋釣具店でも扱っております。