今日、何時ものように釣り竿を担いで平塚海岸に行ってきた。来る6月4日に開催する「チャリティ投げ釣り大会」の情報取材のためで、このところの日課となっている。得た情報は専用の大会ホームページに「平塚海岸釣情報」として掲出している。このHPを何人の方が見てくれて居るのかは分からないが、釣れない、釣れない・・の情報を流すには少々気が重い。だからと言って、大きな期待を抱かせてしまうには気が引ける。釣果等の結果ははっきりしているから、そのまま云うしかないが、今後の見通しを云うには、釣果上昇中とか、型が良くなりつつある・・とか、やはり期待を持たせた、ほどほどの表現が必要となる。だから文章は難しい。
前置きが何時ものように長くなってしまった。今日の話題は恥ずかしくも嬉しい話で、本題に入るにはこのくらいは必要だと勝手にそうしたのだ。
実は、最近、すっかり釣友としての深い仲となってしまったある大学教授から、この私のブログに対し、すごいお褒めを頂いてしまったのがその理由・・。「君の文章は歯切れが良い。内容が多岐に亘って豊富だ。表現方法が旨い。」など等・・。
赤面の至りだが、まだ教授の話は続く。「大学で仕事がら良く若い先生方の論文を読むが、ロクな文章になっていない。君のをお手本にしたい。世の中にはエッセイストは多いが、大概は適当な人間が多く、書いてることの中身も薄い。・・君は立派なエッセイストだよ!!是非、本にしてみたらどうだね?売れるに違いないぞよ!」・・もう、正に穴があったら入りたいくらいの思いであった。
しかし、考えてみると、この歳になって、人から褒められるなんてめったにある事ではないし、ん・ん・ん??若い頃から今まで人から褒められたことなんてあるかな?・・と、自問自答してしまった。仮にあったとしても、文章に関しては、「絶対に無かった」のは明らかだ。だって、ろくに日記すら書けなかった自分を覚えているのだから・・!!
・・・だが、不思議なもの、時間の経過とともに、褒められたことが段々嬉しく(この歳になっても)なりつつあるのだ。しかし反面、懐疑的にもなってくる。先生、何か魂胆が??・・いやいや、紳士的な大学教授がそんな不真面目な事を言う訳がない。ならばもう少し、・・文章や中身を点検して、整理すれば、・・もしかして、何処かの出版社から声が掛かるかも知れない。などと、すごーく気持ちが和んでくる。今、そんな延長上で書いている。一方では、すごーく緊張もしながら・・。
人を褒めることを知ったような気もする。これからも奢ることなく、淡々と自分を表現できれば良い。気の赴くままに書いていきたいと思ってもいる。
今日は、教授から本当に嬉しいお褒めの言葉を頂いてしまった。今晩あたり、先日、教授から頂いた幻の焼酎「大魔王」の口を開いて、新エッセイストの誕生を祝って女房とカンパイしよう。
「ここには、大学教授がどのような方であるかを紹介しませんでしたが、教授とか先生とか呼ばないでほしいと言う教授は、今「皇帝ダリア」の育て主で、ページを遡ってお読みいただければ、その姿が垣間見られるかも知れません。教授には断りもせず、そのページ、少しだけ修正したことをお許し願います。」
エッセイスト
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執筆者:東京湾展望台