思い・雑感・・あるまま

ネムリ針と超軽オモリの“半ぶら”

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

左キスZ8号 右関東アブミ8号

 青野川のハゼで書いた「ネムリ針・キスZ」に対し、興味を抱いた方が居られるようだ。
 ・・・確かに、キス針でネムリと云えば、昔、漁師船がキス縄で使ったくらいで、今では多分「株:もりげん」の一社だけで造られているモノかもしれない。
 ただ、その珍しい「キスZ」も、昔のモノとは全く形も材質も違っている。・・・・実釣は困難だが、確実に進化したネムリ針だと云えるだろう。

 このハリは中々入手しにくいが、根強い人気があるようで、今も「(株)もりげん」で製造されていると聞いた。ハリの大きさは、6号から10号まで、以前の価格は100本入りで確か800円位であった。

 ネムリの効用は、使った方の評価でかなり異なるようだが、弱点は「サビいての掛り」を意識して、連で乗せるようなハリでは無い。・・・待ちを主体とした「喰わせ」てから掛ける。・・そして、掛ったら外れ難いこと、刃先が内側に向いているため根掛りし難いこと、切れ味が長続きすること・・・、そんな特徴がある。
 まあ、使ってみて、各自で、その効用を見つけ出すのも一考である!!


そしてもう一件、ハゼ用の仕掛け長とテンビンオモリのことである。

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ナス型 3号〜8号

 青野川のハゼ釣りで、こんな意見があった。仕掛けの長さである。盛んな東京湾では「仕掛けの長さ=ハゼの長身」と云われたそうである。勿論、1本バリであり、長さは多分10センチ長であろう。
 エサさえあれば喰らい付く鈍感のハゼだから、仕掛けの長さや太さなど気にすることは無い。・・兎も角、エサを咥えた瞬間にアタリをくれて掛けるような繊細な、そんな釣りをするのだそうだ!!
 確かに、仕掛けは短いほど微細なアタリが良く分かる。その道の名人が束釣り出来る秘訣とは、実はここら辺にあるのかもしれない。 ・・・是非、今後これも試してみたいと思っている。

 そんな話を聞きながら、実は、鱚介オリジナル工房の一人親父としては、ハゼ用テンビンにこだわりを感じている。言うなれば、テンビンとオモリの関係である。

 ・・思い切って、投げ釣りに使う今流行の半ぶらテンビンオモリの超軽量を考えてみた。

 ・・・そして、早速造ってみた。写真がそれである。ナス型オモリの3号から8号までと、浮き上がりを意識したジェットテンビン3号と8号で造ってみた。
 
 半ぶらの効用は、キスで合格点が付いているが、この軽いオモリでハゼはどうか? 造ったのは針金は0.8号で、少し太く硬いし、アームの長さも未確定のままであり、正直言って分らない。・・・が、多分、効果を発揮できると思う。
 
 近々に、これを持って挑戦したいと思っているが、・・・その実釣から得た感じで、もっと面白い釣りに繋がるようなアイテムを見つけたいと思っているのだが・・・。

 
[余談だが、鱚介工房では、こんな超軽量な道具なども造っている。であるから、釣り人が欲するであろうアイテムを、自由気ままに作ることも可能・・。遠慮なく、ご相談いただければ幸いである。代金など気にせず、あなた自身のアイデアを活かした道具造りをお手伝いさせて頂きます!!]

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ネムリ針キスZ 6〜10号

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

超軽半ぶらジェット3,8号






-思い・雑感・・あるまま

執筆者:

関連記事

暫しの休みを! 次回はホシギスを!!

チョイ投げでのホシギス!! 何も書かずまま、早、3週間が過ぎてしまいました。先の「書込まれた嫌なコメント」については削除中ですが、この間、これが原因で休筆しているのか? 負けずに更新して欲しい!と言った励ましのコメントを頂いています。 とても嬉しい事で、ここに感謝を申し上げたく思います。ただ、これに影響を受けて書かなかった訳ではありませんのでご安心下さい。 さて、新年から平塚海岸には3回ほど釣行しているが、しかし、既に釣季は完全に過ぎ、今や最悪期に入ったようで、小ギスが5尾釣れただけである…

Loading

確定申告を!!

生物写真家 久保秀一作品集から 一昨日、税務署に確定申告をしてきた。 要は、鱚介オリジナル工房からの所得を明確にするためで、昨年から青色申告で行っている。  何故確定申告などやるの?その理由はなに?と、問われれば・・・。 格好よく言うならば、儲けがあるならば、当然、課税分を支払うのは国民の義務であるし、折角だから、工房経営から一度は税を支払ってみたいと考えるからである。 もう一方、本音も言ってしまおう!  ・・工房も10年を過ぎ、世に知られるに従って色々な声が聞こえてくる。趣味が高じ、生き…

Loading

遠征釣行への心得

 釣りを楽しむにはホームから離れ、全国の名釣り場を訪ねたり、知らない釣り場を探ったりすることによって、自身の釣りを数倍も数十倍も楽しむことが出来る。 以下は、先に「小田原FM」で放送した中身を、そのままにまとめたものである。これは自らの経験をもとに記したが、足りない部分は各自で赴くままフォローして頂きたい。先ず、遠征釣行とは、 日常釣行するホームグランド以外の「宿泊を伴った釣行」を捉えて云うことにしたい。また、ホームであっても少し遠地(伊豆〜房総)で、宿泊を伴った場合はこれに含むことにする…

Loading

no image

フィッシングショー 中止!!

 フィッシングショーの開催について皆さんにも意見などを求めましたが、やはり、釣り人としての良識、釣具界の良識が「中止」を選択しました。 犠牲となられた多くの方々には、これからの厳しい復興に向かって、皆で手を携え、明るい明日に向かって頑張っていただく事を切に願います。 また、中止を決定した日本釣用品工業会に於かれましても更なるご支援を期待申し上げます。 私達が何ができるかは難しいものの、先ずは個々の生活上での我慢、贅の戒めでは無いかと思います。少しずつではありますが、義捐金等についても心がけたいと思…

Loading

ランキングから撤退!!

波間からの1尾! 秋の陣が始まった中、平塚海岸は早くもピンギス(秋ギス)の群れが・・、時折、ヒネと云うには少し小さいが15〜18センチのキスが混じるようになってきた。 今、台風16号の影響を受け海は荒れているが、これが治まれば、一挙に釣れ始まるような気がする。週末辺りから、少し真面目に通ってみたいと思っている。 ところで、2週間前、日本ブログ村のランキングに参加した。その数日後、たちまちの内に3位にランク!!・・しかし、その後は人気も出ず、段々と順位を下げ今は13位にある。  何となく、興…

Loading

2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ