日本には5種類の鱚(キス)が居ると言われ、このうち釣りの対象となっているのは表題の4種である。
・・が、もう一種「アクトギス」と言うのが居るが、これは南の西表島だけで確認されているようで、まだ釣りの対象とはなっていない。
小生、長らく投げ釣りでキスを追い掛けてきたが、このアトクギス以外の4種類は釣っているものの、温暖化の影響もあるのだろう、釣れる場所が少しずつ北に移動しているように感じている。
実際に、このアトクギスはもっと南方の魚であったと言われるし、沖縄だけと言われた「ホシギス」は奄美大島でも釣ったことがある。
ただ、この中で、沖縄で釣れた「モトギス」は、今やほとんど見られなくなってしまったと言われ、他で釣れたと言う情報もない。経験的な見方だが、いまや絶滅が感じられる貴重種と思われる。
一般的な「シロギス」だが、これも釣れる範囲が北方面に移動し、太平洋側では茨城アタリでもかなり釣れるようになっている。また、最近は、釣れていた浜、海岸での釣果の変化が著しく異なって来ており、どちらかと言えば「釣れなくなった!!」と言う場所がかなり広がっているように思う。
限りある資源である。何時までも楽しめるよう、乱獲につながるような釣りは大いに反省ししなければと思う次第である。

シロギス

アオギス

ホシギス 沖縄では「ウジュル」と呼び、死ぬと側線に沿って黒い斑点、これを星と言うようです。
佐敷町新開モトギス 29-1024x768.jpg)
モトギス 沖縄では「チュラ ウジュル」と呼んでおり、チュラは、美ら・・美しいと言います
与根漁港 7-1024x768.jpg)
モトギス(上)とホシギス(下9の違い