4月に入った3~4日、春盛んの房総館山に何時もの仲間4人で釣行した。房総への釣行は10年ぶりだった為か、何処の釣り場もキスの宝庫のように映つるのだった! 行動の切っ掛けは、半年前定年退職を機に八王子から富津に転居した鬼ヵ原克志さんに会いたかったこと、湘南から比べ遥かに多く顔が見れる房総の春キスに会いたかったからである。

鬼ヵ原さんの22cm(4月3日)
通称″鬼さん”は、多摩サーフで頑張っていた方で、最近、千葉協会に参加したと聞く。・・転居から半年の内にすっかり地元投げ釣りマンと馴染み、今では火曜会と言う仲間数人でキスを追いかけているそうだ。・・・実は、今回の釣行は我々もこの会に参加させて貰い楽しませて貰おうとするものだった!!
3日は、館山の北条海岸に続く幾つかの釣り場を攻めてみたが、北風が強く、水温が下がったのか釣果はあまり芳しくなった。だが、それでも3色付近で20センチ級を何尾か見ることが出来た。・・その晩は、金谷に近い鋸南町元名の釣り人には名高い「北見釣具店」が経営する民宿に、鬼さんも一緒して宿泊。・・まあまあ、お酒もたしなみ大いに懇親を深めることが出来た。
4日は、火曜会の豊崎さんが、数日前から苦労して見つけてくれた最南端の「平砂浦」で、午前6時から9人でのミニ大会を!! 久しぶりの平砂浦は広く、波も穏やかだった・・。遠く通う大型船を眺めながら、集中してアタリを求めたのだが、残念ながらキスは居なかった!‥矢張り水温低下と未だ鱚の群れは入ってないように思える。・・9人皆ボース、場所替えをする。
移動したのは、北条海岸隣の「八幡海岸」。遠浅の静かな浜で、2人の先客が投げていた。早々にそれぞれ思いの場所に座を構える。・・でも、ここも厳しい。2~3色で小ギスしか居ないようだ。・・小生もかなり真剣に遠近探ったがアタリは皆無、やむなく少し北条海岸寄りに移動してみた・・。
仕掛けは、昨日と同じ鱚介アブミ6号の2本バリ。全長2.5メートルと長めである。魚影が少ないときや大キスを狙うための、小生独特の仕掛けと言って良いかもしれない。時には1本バリにすることも・・。エサを、海底の自然の波に漂わせること・・・、そんな思いで使っている。

鱚介の21cm
・・移動した一投目に強いアタリが、・・何と21cmだった。3色と少し先で釣れたのである。 追って小ギスを2尾追釣! 終わってみればオデコの方もいたが、この小生の21cmが最長!・・・和田さんから提供されたご褒美の「松竹梅の純米大吟醸酒」は小生の手に!!

火曜会の皆さんと
楽しい釣りは時間のたつのも早い。これからがキスの本格シーズン・・・。 集まっていた仲間の皆さんは、これからは毎日、多くの好釣り場で大いに楽しむのであろう。・・・羨ましいが、これを機に我々も通いたい。・・・二日間お世話になった鬼ヵ原さん、湘南鱚族のために事前に釣れる場所を探索頂きご苦労をかけた豊崎さん、我が鱚介オリジナル工房のお客様でもあった高遠さん、天間ご夫妻、本当にありがとうございました。また、同行の両和田さん運転お疲れ様でした!