また、穴を空けてしまった。昨晩は行きつけの「水連洞」で催した「釣り道を語る会」で、帰宅が遅くなってしまったことが原因である。また、今日は、早朝から「J軍団」の釣り大会&バーベキューに参加して居て、つい、さっき戻ったところである。
「語る会」は、一昨年、水連洞に集まる釣り好きが勝手に立ち上げた会で、まあ、年に一回ぐらい、釣りのジャンルを超えて楽しく、飲み、語ろうと云う集まりである。会長は私が祭り上げられ、事務局長が本荘克行さん。幹事が渡部隆雄さん等である。本荘さんは、今年行われた「全国豊かな海づくり大会かながわ大会の事務局次長を務めた方で、投げ釣りマンでもある。渡部さんは、元リョービ釣具の大物沖釣りのテスターを務めていた男で、土木会社を経営している。勿論、もう一方の主役は、店主の山田義隆さんである。相模湾を生簀にして、日々の料理ネタは自らここから釣ってくる。
「語る会」では、海や釣りに関した著名人をゲストに招くことにしている。昨晩は、大御所、服部善郎氏と、アマゾン釣行から帰ったばかりの村越正海氏を10数人で囲んだ。
服部名人からは、外国釣行時に、船のエンジントラブルで漂流したことや、〇〇〇kgのワールド記録級のカジキを、取り込みの瞬時にバラしてしまったこと、大物ヒットで、ヒッコリー製のバッドが元から折れ、高級道具を流失してしまったこと等々、思い出深い話の披露があった。
村越氏からも、やはり外国釣行時に、大物が釣れた際に艫の囲い板がそっくり外れてしまい、後部からの浸水を防がなければならない為に船を止める事が出来ず、港までフルスピードで帰り着いた。・・と云う、笑えるようで笑えない話などもあり大いに盛り上がった。アマゾン釣行は、1月の12チャンネルで二回に渡って放映されるとの事だから楽しみにしている。
また、囲んだ中には、庄三郎丸の後藤勇社長もおり、遊魚の面白さ、難しさなどが淡々と語られていた。
酒は、黒糖焼酎30度のお湯割りが主だが、12〜3人で一升瓶2本は、やっぱり呑み助集団なのかもしれない。
そして今朝6時過ぎ、携帯電話のコールが鳴る。前夜幾ら遅かったと云っても、釣行の約束は守らねばならない。何時もの通り、出立時間の1時間前には起き、朝飯も済ませていた。迎えのドライバーは、チーム・ウルフの鳥越靖範さん、同乗は多摩サーフの鬼ヶ原克志さん。途中、釣りエサ屋に寄って、私が岩イソメ。鬼さんがジャリメ。鳥越さんが青イソメを買う。今日の釣りではエサは多くは要らないという事で、これを各々三分の一ずつ分けようと云うのである。
まだ、空け切らぬ内に、釣り場である二宮梅沢海岸に着く。波穏やかで、気温も何時もより高めである。集まりが以外に悪いようであったが、便利な世になったもの。東名で事故渋滞に巻き込まれているとの連絡が入ったとのことだ。8時、大会開始する。どうやら、期待した割りに、喰いは渋い。ただ一人、遠投でピンギスを連で釣っているのは、若手のホープ伊藤幸一さん。今日は大物一発勝負であるから、これではネ!・・と言いながらも、ピン中一尾を期待し釣り続けていた。近くで、宮本昌範さんが大き目を釣ったと言う。今日は何時もの釣り大会と違い、和気あいあいである。やがて定刻10時をもって終了する。結果は矢張り、19センチを上げた宮ちゃんであった。後は、ボウズ多数。我輩は、ピン1尾とメゴチ1尾の大貧果であった。
その後、バーベキューが始まったが、ここはかなり家庭的な雰囲気である。確か、奥さん連れが5組、お子さんが10人くらいだったか?・・総勢で40名を超えていたと思う。
年一回の家族サービスをここに選ぶ者も居たようだが、何とも温かさを感じる。釣りが、男だけの世界から、家族で楽しむ文化へと成長しているのだろうか?色々なところで、色々なサークルができ、それが更に広がって行く。私は、「釣りを通じて、人の和と輪を広げたい。」と言った信条を持っている。「釣りは、楽しむものだ」と思えばこそ、こんなことが言えるのかもしれない。昨日と今日、多くの方たちと語らいをした。今晩は、ゆったりとした気分で眠れそうである。
大勢の釣友らと語らう
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執筆者:東京湾展望台