最近、歳のせいか?・・遠征釣行した後の数日はサオを振ることから遠ざかってしまう。負け惜しみではないが良く言えば、「遠征で釣った魚の、折角の良い感触を釣れない浜に出て現実に引き戻されたくない。」・・から?なのかも知れない。実は、そんな事を言いながらも疲れた身体を癒そうと、家でゴロゴロしていたらすっかり腰が伸びてしまったようだ。この2〜3日、立ち上がると右腰が痛み、少し歩き辛い。だからと言って、静かにしていることの方がもっと辛い。
こんな中、散歩がてら、例の「皇帝ダリア」の育ち具合を江川教授宅に観てきた。これまでも、ちょくちょく、数百も咲き誇る「花ショウブ」を見学させていただきながら、垣間、観察もしてきた。また、巨木に育つ「皇帝ダリア」を支えるための支柱作りなどにも手を貸し、まさに若奥さまが命名した「皇帝ダリア・プロジェクト」は着々と進みつつあったのである。
・・と言うことなのだが、改めて言うならば、今日は去る5月12日の本植え以来、50日目の「公式観察」なのだ。
改めて、観て驚いた。凄い、何とも力を感じる強さだ。5月に植えつけた時の苗は正直言って「ひ弱さ」を感じていた。だが、今は、葉は大きく、節は6段、太さは支柱の物干し竿と同じになっている。陽の当りも良く、良く肥えた畑から充分な養分と、梅雨から受けた水分をもその身体に充分に蓄えつつある。高さこそ100センチ足らずだが、出掛かる新芽の太さや勢いから、かなり順調に、セレブ的「お嬢さん育ち」をしていることが観察された。
心配な点はただ一つ、周辺にある花や果菜類への影響である。側に「スイカ」の結実を見たが、果たして、養分を摂られてしまい無事に育つだろうか?また、皇帝ダリアの葉は大きく、下の草木に陽をやらない。・・余り優雅に、余りにも目立ち過ぎると、何処かの誰かさんに拉致などされ・・・かなぁ?
テレビの天気概況で、6月の日照時間は平年の60%であったと伝えていた。梅雨が明け、日照が増えた時、この「皇帝ダリア」は栄養を全身に溜め込む。そして秋、そのため込んだ養分を一挙に全身に送り込み徒長を続ける。まさにお嬢様から、逞しいオバ様へと変身していく筈だ。クライマックスは11月中旬以降、全丈4メートルにもなるといわれ、その梢から思いもよらないような大輪の花が咲くと言う。ここまでは他のHPから知りえるが、果たして何色の花が咲くかは誰にも分からない。・・果たして・・?・・江川先生とそんな会話をしながら短い観察を終了した。第3報を書く日が来るのが楽しみである。
皇帝ダリア 2
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執筆者:東京湾展望台