思い・雑感・・あるまま

慣習の違い

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

夕暮れの浅間山

昨日、長野県に青年時代にお世話になった従兄の葬式に行ってきた。物静かで芯が強く笑顔も優しかったが、病には勝てず81歳の生涯を閉じてしまった。
中心からお悔やみを申し上げます。(合掌)
さて、実はその葬式に参列し、私にとって極めて興味を引く慣習に出会った。決して仏さまやご遺族には失礼が無いように、気を付けながらそのことを書いてみたい。ただ、このことはご当地出身者なら誰でも知っている事であろうが、一つ一つの事については、全て同じに当てはまるとは思っていない。

事は、葬式の進行のことである。私の知識では、長野県の農村部では早くから「地域生活改善運動」が行われ、一口に言えば無駄を無くす運動が広く行われていることは知っていた。これを前提に感じながらの経験であった。

先ず通夜だが、そこには他人は呼ばず、ごく限られた身内だけで行うという。そして翌日、身内と葬儀委員長他数人だけが斎場に行って荼毘を行ない、その遺骨を持ってセレモニー会場の祭壇に安置し告別式の用意が整う。祭壇の造りは関東と同じであるが決して華美荘厳さなどはない。

次に告別式だが、関東と同じように親類と近親者が席に着き始まるのだが、この開始時間は告知された通告時間の30分前から始まる。しかも、その時点では導師様(坊さん)は居ない。無言の中、参列者が順に、喪主と親類縁者に一人づつ丁寧に挨拶し焼香を済ませていく。「告別」などと硬く言うより、「お別れに来た」と言う方が適切かもしれない。そして一般参列者の多くは、これを済ませ、さっさとお帰りになってしまうのである。
本来の告別の儀?は、一般参列者全ての焼香が済んだ段階で始められる。やがて導師様が入場され、読経があり、最後の方にやっと喪主から親類等の焼香が行われるのである。
関東ではここまでも大違いだが、更に、その告別の儀式が済むと、一呼吸入れた所で新たな読経が始まり、再びさっきと同じように祭壇に行き、焼香をすませるのである。多分これは、関東で言う併せ「初七日」の法要だと思う。

これで儀式の全てが終わるが、最後は席を宴会場に移す。その宴席を「灰寄せ」と言う行事で、「杯を寄せる」と言う意味も持つのだそうだ。灰寄せには事前に申し込んだものだけが参加でき、飛び込みは出来ないと言う。関東での、焼香に来た方に振舞う「お清め」とは少し違う。さらに少し驚いたのだが、宴席には沢山の手土産が用意されており、夫婦であろうと子供であろうと一人づつに配られた。また、出された料理の残り(意識的に箸を付けない)を、用意された風呂敷に自ら包んで持ち帰るのである。

私自身、こうした葬儀に出会ったのは初めてであるが、最初に言った「地域生活改善様式」という意味が分からなくなってしまった。ただ、一般参列者からの香典(不祝儀)は一律1千円であるとのことや、参会者の大事な時間を節約させると言った点は良く判った。昔から比べると大いに改善が進んだと言うから、一昔前の大変さが如何なるものかが想像出来る。
ここに私自身、考えさせられた事が一つある。大勢の前に嘆き悲しむ遺族の姿を曝さねばならない事や、出棺時に、最後のお別れですと言われて、やつれ果てた遺体を見る事となるような、云わば、今の関東流の葬式が果たしてこれで良いものなのか?・・と、つくづく考えてしまった。

Loading





-思い・雑感・・あるまま

執筆者:

関連記事

カマスのウキ造り!

出来上がったウキ!! 今、カマスのウキ釣りに目覚めつつあるが、少しづつであっても仕掛けにかかる費用は結構高い。先日も1個800円位したウキを、ライントラブルで失ってしまった。 慣れた方は自分で高感度のウキを造っているとのこと・・。で、同行仲間もそれぞれ見合ったウキを造り始めているそうな! ・・・ならばと、FPシンカー用の発泡スチロールが色々あるので、造って見ようかな〜と思い立った次第・・。 ウキは負荷を号数で表示しているようだが、例えば5号ウキであれば、形は異なっても適正に使える(ウキが丁…

Loading

最良の小出しエサ箱はこれだ!!

シーズン明けの準備、汚れたエサ箱を丁寧に洗いニスを掛け、リニューアルした。 長らく投げ釣りをしてきたが、同時に、実に多くのエサ箱も消費してきた。こんな中で一番気に入り、これぞ他には無い最良の「小出し用 …

Loading

皇帝ダリア4

ついに咲いた!! [遂に!やっと?・・・・先ずは一輪、咲き始めた。いきなりだが、花は、正直言って期待に反して小さく感じられる。ただ、花の色は、想定したとおりの赤紫だった。これ以上、書き込むことは無いだろう。・・写真が全てを語ってくれるからだ。一つ、紹介しておきたい。この一輪の開花は、育ての親、江川孝雄教授ご夫妻の献身的なご努力があったからこそである。ご夫妻は今、さぞ、この可愛い花を見てホッとされておられよう。そして、これまでのご夫妻の奮戦ぶりが目に浮かぶ。例えば、小苗を花畑に植えたときから…

Loading

「楽しみを釣る」小西和人著

中身の濃さ・・!! 読みたかった本である・・・。  相模湾の水温はこのところずっと低温続きで、4〜5日の間に、12度台から17度台までと激しく入れ変わっている。 こんな事だからとてもキスの寄り付きはないし、食い気もない。最近は、沼津の我入道や平塚海岸で、投げてはいるがさっぱりで2〜3尾が精々である。 そうした閑な最中、全日本サーフキャスティング連盟の岩田政文会長さんから、小西和人氏の一周忌追悼で出版された標記の本「楽しみを釣る」を恵贈いただいた。  小西さんといえば「週間釣りサンデー」の主…

Loading

釣れていません!

潮の引いた静かで美しい外浦海岸 何処かで、誰かが、釣ったと言う情報が伝わってきますが、小生にはさっぱり釣れていません。 今日海岸で会った釣友から、ブログがちっとも変っていませんね!釣れる情報を書いてくださいよ!!・・と云われてしまった。・・・確かに、釣れなくとも、それを書くことは貴重な情報提供なのかも知れない。 昨日は、何時もの仲間と東伊豆下田の外浦海岸に行ってきた。・・何方かの情報で、外浦が釣れた!!・・と聞いて、行ってみたのである。 そもそも、釣れた情報を聞いて行動するのは余り好まない…

Loading

2026年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ