思い・雑感・・あるまま

「楽しみを釣る」小西和人著

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

中身の濃さ・・!!

 読みたかった本である・・・。
 
 相模湾の水温はこのところずっと低温続きで、4〜5日の間に、12度台から17度台までと激しく入れ変わっている。 こんな事だからとてもキスの寄り付きはないし、食い気もない。最近は、沼津の我入道や平塚海岸で、投げてはいるがさっぱりで2〜3尾が精々である。

 そうした閑な最中、全日本サーフキャスティング連盟の岩田政文会長さんから、小西和人氏の一周忌追悼で出版された標記の本「楽しみを釣る」を恵贈いただいた。
 
 小西さんといえば「週間釣りサンデー」の主宰者で、我々投げ釣りマンにも馴染み深い。同時に、氏は現代に於ける釣りや釣り組織を築き上げた方で、広くは日本の釣り文化を構築された方だと存じている。惜しくも、偉大な実績を残し昨年1月7日81歳で亡くなられた。

 先にこの本が出版された事を知り、購入したいと考えていた矢先であった。・・まだ読み終わってはいないが、パラパラとめくっただけで氏の熱血が伝わってくる。

 400ページに亘るここには、余りにも多くの真実が史実的に書かれており、生半可にこれを理解し、ここに紹介することなどは冒涜につながるのでとても出来ない。ともかく凄い本、内容の濃い本である。
 
 ただ、直ぐに感じたことは、投げ釣りの世界を知った心算の自分の存在が如何に小さく、また、不遜であったかを教えられた。同時に、氏の努力の元に今の投げ釣り界があり、そこに遊べる自分が幸せ者であると知るべしことを感じるのだった。

 投げ釣りマンの全ての方に、是非、読んでいただきたい。そして、表題の“楽しみを釣る”ことを、今の時代にもう一度考えてみたい。・・みようではありませんか・・!!

    発行元 株式会社エンターブレイン
    定価  本体2200円+税
 





-思い・雑感・・あるまま

執筆者:

関連記事

no image

湘南鱚酔会からのお知らせ

  湘南鱚酔会第1回オープン投げ釣り大会実行委員会から、次の通り連絡を頂きましたのでお知らせいたします。当日受付の変更について  投げ釣り愛好家の皆様の交流の場としてご案内しました湘南オープン第1回投げ釣り大会は、おかげをもちまして11/15の締切日までに約60名の参加者となりました。誠にありがとうございます。 つきましては、第1回目の大会でもありスムーズな運営を図るため、これ以降の参加希望に付いては、1月24日までにメール( shounan_kisuikai@yahoo.co.jp )、もしくは…

Loading

平塚海岸 絶不釣!

考案の胴付きテンビンで釣れました!! 最近はずっと、地元平塚海岸に通っている。しかし、釣果の方は全くダメ!! 天候不順でウネリが治まらず、濁りも取れない状態が続いている。早朝から数時間釣って2〜3尾といった状況。上手な人、アタッタ人でも精々5〜6尾程度である。 原因はそれと相まって“居ない”のである・・。そう云ってしまえば諦めもつくが、実はチョ〜遠いのである。5色しか投げられなければ絶望に近く、条件は6色以上投げれること。  今の投げ釣りの世界では、8色も9色も投げられる人も居る。精々7色…

Loading

フィッシングショーに対して −2

それでも春は・・・ 小生のブログをご覧になった高知県の中島淳さんから、メールを頂きました。 ブログ拝見しました。高知の方は、須崎の方で最大2.6mの津波があり、漁船、隣接する野見湾の養殖いかだ、四万十川河口のアオサのり等に被害が出たと言う事です。 報道を見るにつけ、胸が痛みますし、恐怖を覚えます。次々に入ってくる被害状況を見るにつけ、犠牲者や被害が最小限で済みます様に祈らずにはいられません。 自分は、少なくともココ数週間、のんびりと釣りなんぞする気にはなれません。実は、13日、地元釣具店主…

Loading

矢張り・・そのとおり!!

堀川さん今しがた、高知の堀川宗雄さんからメールが届いた。高知釣行日記で私が予感したとおり、帰った後に「矢張り釣れだした」とのことだ。ならば「明日にも早速行こう。」と言いたいのだが、何せ高知までは遠いからそう言う訳にも行かないだろう。少し悔しいが、我慢し、耐えるのみだ。堀川さんには、直接「もう、そうした情報は要らないから・・」と言いたくもあるが、それも言えないでいる。そのままをここに、コピーしておこう。高見澤佑介様高知遠征お疲れ様でした。さて、鱚の近況ですが、今日、八木さんが仁淀川河口西側で…

Loading

遠征釣行への心得

 釣りを楽しむにはホームから離れ、全国の名釣り場を訪ねたり、知らない釣り場を探ったりすることによって、自身の釣りを数倍も数十倍も楽しむことが出来る。 以下は、先に「小田原FM」で放送した中身を、そのままにまとめたものである。これは自らの経験をもとに記したが、足りない部分は各自で赴くままフォローして頂きたい。先ず、遠征釣行とは、 日常釣行するホームグランド以外の「宿泊を伴った釣行」を捉えて云うことにしたい。また、ホームであっても少し遠地(伊豆〜房総)で、宿泊を伴った場合はこれに含むことにする…

Loading

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ