昨2月7日(日)、恒例となった行きつけの奄美酒房「水連洞」に集まる有志で行う「第6回シロギス釣り大会」を企画し参加した。
今回は、昨年暮れに急逝された釣友、渡部隆雄さんの追悼釣り会を兼ね、親しかった服部名人、村越正海さん、藤江伸二さんら総勢44名が参加した。
午前7時30分、平塚新港から2隻の庄三郎丸に分乗し、軽い北風の少しウネリのある大磯港沖に出る。空は青く澄み、箱根連山に続く、雪をかぶった富士山がくっきりと浮かぶ背景の中で、寒くも快晴の大海原でノンビリと釣りを楽しむことができた。
出航後、暫らくして風も波も穏やかになり、最高の釣り日和とはなったが、ただ、状況は厳しく、40メートル立ちの深場のためアタリも取り難く、水温の低さから活性も悪いようで数も伸びない。
大会の狙いは勿論シロギスだが、中には最初からアマダイを釣ってやろうと頑張るものもいた。
しかし、そんな中でも、確実に釣果を重ねる者も居り、小生が乗った12号船(新盛船長)では、外道扱いではあったものの、大きなアマダイやカワハギ、ホウボウなどが揚がっていた。
だが、本命のシロギスは兎も角厳しかったの一言。 細心の注意を払いながらも、中々明確なアタリが取れない。ただサオ先だけが微妙に震える程度の、正に“目で追うアタリ”を頼りに釣るしか無かった。
そんな中ではあったが、それでも好釣さを競ったのは投げ釣りマンである宇都木朗さんと小生の二人だったようである。中乗りの後藤君が二人の状況を伝えてくる。・・どうやら、小生が少し負けているようだ。・・右舷ミヨシの宇都木さんは投げているようだ。・・左舷トモにいた小生は、ツイツイ気が入ってしまい、最終段階では、5本バリでの投げ釣りスタイルで臨んでしまった。
一方、22号船(望月船長)の方は?と言えば、同じように不釣状況であるらしいが、・・我がカワハギの師久保秀一氏が、ダントツで釣果を重ねていると伝わってきた。また、ホウボウやアマダイも出ているようだった。
13時30分沖上がり。全員集合での表彰式を行い、服部名人からの講評の中で「故渡部君が一緒に釣りしているような気がしてならなかった。今日の良き天候も彼が与えてくれたようだ。」との温かい言葉があった。続いて、村越氏からもこの日の感想が述べられた。
その後、参加者全員に用意された賞品(搗きたての新潟産コシヒカリ)と、有志から提供された副賞が並ぶ前で1位から順に賞品が渡された。なお、結果から分ったのだが、44名中0〜1尾が何と11名。この日の厳しさを伝えていた。
お蔭様で小生は12号船の18尾で2位、合せてシロギスの大物賞を得ることが出来た。
因みに、12号船の結果は、1位は21尾の宇都木朗さん。3位は10尾の丹羽一雅さん。4位は9尾の川手光太さん。5位は8尾の近藤孝さん。外道賞は28センチのカワハギを釣った岡田守弘さんと、40センチのアマダイを釣った加藤幸雄さんだった。
また、22号船では、1位が26尾を釣った久保秀一さん。2位が17尾を釣った寺山明さん。3位が16尾を釣った山根勤さん。4位が13尾を釣った飛田明宏さん。5位が8尾を釣った山田義隆さん。また、外道賞は、33センチのホウボウを釣った宇野光男さんと、アマダイの33センチを釣った久保秀一さんだった。
この大会にあたっては多くの方から副賞の寄贈を頂いた。また、庄三郎丸の後藤勇社長、柏木米店さん、小田原宮島屋釣具店さんからも多大な協力を頂いた。この場から深く御礼を申しあげたいと思います。
また来年、この日の不釣にめげずに、リベンジを目指してお会いしましょう。
シロギス! 釣りほうだい会
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執筆者:高澤鱚介